20歳女日記

○とタタン

10月14日

眠い。本当に眠い。

寝よう寝ようと思いながらスマホをいじり回しているだけで、あっという間に日付を跨いでしまった。


「スマホをいじる」のは時間を早くすすめる魔法なのかもしれない。

授業中にスマホを使えば1時間半の講義も一瞬だし、恋人の愚痴という名の惚気話長電話もスマホをいじりながら聞いていればいつの間にか終わっている。


便利なイマドキの道具は本当に便利過ぎてまるで魔法道具のようだが、本当に魔法が使える道具なのかもしれない。


こんなことを常日頃ボーッと考えているのが私である。

そして、そんなどうでもいい事をわざわざ文章にして小説風に演出してしまうのも私である。

我ながらとても痛い。


家にいようが、学校にいようが、職場にいようが、とにかくどこにいてもひとりでいる時は自分が小説の主人公になったつもりで過ごしている。


「ひとりでいる時は」というところがポイント。

誰かといるときは相手のことを考えることに集中するため、どうでもいいことも考えないし自分が主人公だ!と思って接することもない。


やはり、ひとりでいる時は暇なんだろう。

暇だからひとりで妄想して遊んでいるのだ。

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20歳女日記 ○とタタン @marutotatan

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