オレンジの袋帯
増田朋美
オレンジの袋帯
ある日、杉ちゃんの家に、帯を作り帯にしてほしいということで、一人の女性が浜島咲と一緒に訪ねてきた。なんでも、持っている袋帯を、作り帯に作り直してほしいというのだ。
「えーと、まず、はじめにお前さんの名前を教えてもらおうかな。」
と、杉ちゃんがいうと、
「はい、石崎と申します。石崎あゆみと言います。あゆみはひらがなであゆみです。」
と、彼女は答えた。
「石崎さんね。石崎あゆみさん。それじゃあ、希望する形とかあるかな?」
と、杉ちゃんはいうが、彼女はいえ、それは、と小さい声で言った。
「それじゃあ困るな。ちゃんと形を言ってもらわなきゃ。もとの帯には二度と戻せないんだし。形はしっかり決めてもらわんとなあ。」
杉ちゃんがそう言うと、彼女はごめんなさい、着物の事はわからないと言った。
「それで来られてもこっちは困るなあ。ちゃんと一重太鼓とか、文庫とか、はっきりしてもらわないと。結び方は一番大事だから、ちゃんと決めてもらわないと、造り手としては、どうにもならないんだよ。」
「あゆみさん、例えばこういう感じよ。よくある四角い帯結びが一重太鼓。そして、リボンみたいな結び方が文庫。そして、リボンを斜めに結ぶのが立矢よ。」
杉ちゃんがそう言うと、咲はスマートフォンの画面を見せながら、そう説明した。
「良かったねえ、はまじさんに説明してもらってさ。わからないところはちゃんと聞かないとだめだよな。それで、作って欲しい形は、決まったか?」
と、杉ちゃんが言うと、
「はい、じゃあ、立矢でお願いします。」
と、彼女は言った。
「ああそうか。そうなると、お前さんの年齢も聞かないとな。帯結びというのは、年齢制限も有るもんでね。それは守らなくちゃいけないよ。あと、お前さんは、既婚者か?それだったら、立矢はだめだぜ。」
杉ちゃんがそう言うと、彼女はなにか考えるような顔つきになって、返答を考えている様子だったが、すぐに思いついたようでこういったのであった。
「はい、そういうことなら、私はまだ30歳で、未婚です。立矢を作っていただけないでしょうか?」
「はあ、わかったわかった。年齢制限はとりあえずクリアだな。じゃあ、次はなんの着物にこの帯を合わせるつもりなのか教えてくれ。立矢は、振袖とか訪問着とか、そういう格の高い着物につけるものだよ。普段用の小紋ではだめだぜ。それはわかるかな?」
杉ちゃんは、もう一度念を押した。
「はい。振袖は成人式のときに着用しましたので、なんとなくわかります。十年前に終わりましたが、まだ着るときはあります。」
「はあ、振袖を着るようなことが身近にあるのか?」
「ええ、一応こう見えても、お教室へ通っていますので、それで今年初の稽古で振袖を着る事もありますから、立矢でお願いします。」
「はいはいなるほどね。じゃあ立矢の作り帯にしよう。代金は完成したら払ってくれればいいや。じゃあこちらでお預かりします。」
と、杉ちゃんが言うと、
「あの、立矢を作るのは、どれくらい時間がかかるものでしょうか?」
と、あゆみさんは言った。
「今日は時間が有るから、半日あれば作れるよ。明日取りに来てくれ。」
杉ちゃんがそう言うと、
「あの、見せて頂いてもよろしいですか?なにか帯を作るのって見たことないですから、興味があるんですよ。」
と、あゆみさんは言った。
「はあ、物好きだねえ。帯を作って居るところをみたいだなんて。まあいいよ。見学したければ、好きなだけ見学していきな。」
「それに、作って貰う人がそばにいたほうが、杉ちゃんも寸法をすぐ測れるし、有利なんじゃないの?じゃあ早速作業を始めてよ。」
と、杉ちゃんが答えると、咲も急いでそういう事を言った。じゃあ、そうするか、と、杉ちゃんはテーブルの上にあった裁縫箱を開けた。
「じゃあ、お前さんの寸法を測らしてもらおう。お前さんのウエストはどれくらいだ?」
杉ちゃんは、裁縫箱からメジャーをとりだした。
「えーと、ズボンを履くときは64センチです。」
と、あゆみさんは答えると、
「了解了解。じゃあ、三尺と四寸くらいとればいいかな。」
杉ちゃんは帯に自分の腕を当てた。そして、肘から手首までのところをチャコを使って印をつけた。昔の人は、からだで長さを測っていたのだから、和裁でそうやっても何も不思議なことはない。そして、親指の幅を帯に当てる。これが一寸である。そして、チャコで印をつけたところをハサミで切った。続いて、40センチほど短いパーツを用意してそれもハサミで切った。その切った長い部分を3分の2くらいで折り、帯板を入れるポケットにして両端をかがり縫いする。そして、その上端に紐をつける。紐はモスリンの紐が最適だが、それだと虫害を受けやすいので、紐はポリエステルの紐にしていると杉ちゃんは言った。そして残りの部分を、輪にして、それをねじってリボン様にする。そして、短い部分を半分におって、先端に針金をラジオペンチで、V字型に変形させたものを縫い付けた。その後、リボン状にしたものに、それを巻いて、それを縫い付けた。こう書くと簡単に作ったようであるが、実は大変難しく、金具を縫い付けるときは、非常に手間がかかる。そして金具に紐をつけて、立矢の作り帯を完成させた。始めてからわずか2時間しかたっていなかった。
「はいできましたよ。立矢結びの作り帯。まあ、すぐにできちゃうから、代金は5000円でいいや。」
そう言いながら、杉ちゃんはあゆみさんに帯を渡した。
「どんな着物に合わせるのか、見せてくれよ。写真だけでもどんな振袖になるか、見てみたいもんだぜ。」
と、杉ちゃんがいうと、
「振袖は複数枚ありますので、まだ決まってないんです。どれに合わせようか、確認していなくて。」
あゆみさんは恥ずかしそうに言った。
「そうか。でもきらびやかで可愛い帯だから、あんまり地味すぎる着物だと、帯が泣くよ。できれば友禅とか、そういう派手なやつがいいよね、」
「友禅ってなんですか?」
あゆみさんが聞くと、
「白いラインで縁取りをして染めるのが友禅だ。日本を代表する染め物だからすぐわかる。」
杉ちゃんはサラリと言った。
「何も恥ずかしいことじゃないわよ。みんな着物のことは知らなくて当たり前なんだから、なんでも気にしないで質問してね。」
咲もにこやかに笑ってそういった。
「はい、ありがとうございます。」
と、あゆみさんは言ったが、どこかよそよそしい感じだった。
「また何かあったら、利用してね。作り帯は、なんぼでも作れるからね。」
杉ちゃんがいうと、あゆみさんは、ハイわかりましたとだけ言った。そして、杉ちゃんに代金である5000円を支払った。
「どうもありがとうな、またよろしくな。」
と、杉ちゃんはにこやかに笑った。そして帰り支度を始めた、咲とあゆみさんを玄関先まで連れていき、二人が帰っていくのを見送った。
その数日後。朝起きて杉ちゃんが朝食を食べていたときのことである。
「杉ちゃん、朝早くで申し訳ないんだけどさあ。ちょっと教えてもらえないかなあ?」
と言いながらやってきたのは、富士警察署で刑事をしている華岡保夫だった。
「どうしたの華岡さん。なにか困ったことでもあったのか?」
と、お茶を出しながら、杉ちゃんが言うと、
「おう、実はなあ。富士市内で殺人事件が起きたのは知っているか?俺たちは昨日被疑者を捕まえたんだが、そいつがどうしても、自分がやった事を認めないもんでね。なんでも、被害者が死亡した時刻、杉ちゃんのところに行って作り帯をお願いしたというのだが、本当なのか確かめに来たんだよ。」
華岡は刑事らしく言った。
「はあ、悪いが、うちにテレビが有るわけではなし、ちょっとわからないな。事件とはどういう事件なのか、まずそれを教えてくれよ。」
杉ちゃんはちょっとびっくりした様に反応した。先日あった、石崎あゆみという人が、被疑者なのか?
「おう。富士の藤間というところにあるマンションで男性の死体が見つかったんだよ。遺書もなにもなく、凶器のようなものがその場に落ちていたわけでもないが、現場に女性のものと思われる毛髪が落ちていた。それが石崎あゆみのものだとわかったので、彼女を逮捕して、スピード解決かと思ったのだが、彼女がその日は、影山杉三という和裁士の元へ行っていて、自分に殺害はできないというので。」
華岡は困った顔をしてそういう事を言った。
「まあ確かにそれはそうだ。それは間違いじゃない。だって僕はそのとおり彼女に作り帯を作った。それは本当にあったことは、僕が保証する。」
「そうか、それは困ったなあ。でも、彼女の毛髪があったことから、彼女の犯行で有ることは、間違いないと思うんだがな。」
杉ちゃんの話に華岡はうーんと考え込んだ。
「うーん、そうだねえ。まずはじめに、被害者と、彼女がどういう関係にあったか、そこを教えてよ。」
杉ちゃんがいうと、
「ああ、彼女、石崎あゆみは、被害者と一緒に富士駅で話していたのを、駅員が目撃している。それは複数回あったので、石崎は被害者の男性と交際していたと思われるのだが。」
と華岡は言った。
「まあ確かに、そういうことならね。でもそれでは、あゆみさんが、事件の前に彼の部屋に入ったのかもしれないじゃないかよ。交際しているんだったら、何回か部屋に入ってもおかしくないよ。」
杉ちゃんが華岡の話に付け加えた。
「まずはじめに、動機はなんだよ。それをちゃんと、調べてから、動くべきだったんじゃないの?」
「はい、、、。そうだねえ。俺たちはどうしても、犯人が逮捕されると嬉しい気持ちになってしまうので、、、。」
華岡は、警察らしく言った。
「バカ!それじゃあいけませんね。ちゃんと捜査するならちゃんとしろ。まずはじめに、動機はなんだ。そして、彼女が、その日、その男性に会いに行ったのかどうか。その当たり、ちゃんとしなきゃいけないじゃないか。あんまりずさんなことばっかりやってると、警察は役に立たないっていわれちゃうよ。」
「はい、すみません。でもいくら調べても彼女が口を開かなかったら、何も出てこないんだよ。」
華岡は、大きなため息を付いた。それと同時に、華岡のスマートフォンがなる。
「はいはいもしもし。何!中村高志の?ああ、そうか、なるほど。わかりました。」
と、華岡は言ってスマートフォンの電話アプリを切った。
「杉ちゃんの言うとおりだった。確かに、彼女、石崎あゆみが、中村高志の自宅へ行くのはできない。でも、彼女は、殺す理由がある。石崎は、中村と交際していたが、石崎の障害のために、中村に捨てられている。」
「つまり、無理やり別れさせられたということかな?」
杉ちゃんがそう言うと、
「ああ、そういうことだ。彼女は、中村高志と、交際していたことは間違いない。富士駅近くのアンティークショップで、中村高志が、石崎あゆみに、オレンジの帯を購入したという。それは、アンティークショップの店員が証言してくれたので、はっきりしている。」
「アンティークショップ?どこの店だろうな。リサイクル着物の店って言うと、あまり数は無いと思ったけどさ。」
と、杉ちゃんが言うと、
「そうなんだが、最近西洋アンティークを扱う店でも着物の買い取りが増えてきているようなんだ。そこで、中村高志が、帯を買ったのを、店員が覚えていたんだ。」
と、華岡は急いで言った。
「なるほど。それが、オレンジの帯だったのか。ということはさ、もしかしてだよ、華岡さん。凶器というものはそれなんじゃないの?」
杉ちゃんが急いで華岡に言った。
「そうなると、なんで僕のところに来たのか、説明が着くんだよ。彼女は、着物のことなど全く知らなそうで、それでいて、立矢結びという、結び方を要求したんだから。」
「ということは、彼女が殺害したのは、中村高志の死亡した時刻よりかなり前ということになるのかなあ。」
と、華岡は、腕組みをした。
「だれか、役割を分担したんじゃないかな。彼女が、部屋を出ていったあとに、誰かが入ってきたとかそういう目撃証言は無いの?」
杉ちゃんがいうと、また華岡のスマートフォンがなる。だれかと思ったら、また部下の刑事だった。
「警視何をやっているんですか。捜査会議始めますよ!早く戻ってきてください!」
その言葉を聞いて、杉ちゃんは思わず笑いたくなってしまったが、
「ああ、すまんすまん!すぐに帰るから待っててくれ!」
と、急いでスマートフォンをカバンに入れて、華岡は、杉ちゃんの家から出ていったのである。
杉ちゃんは、急いで朝食を食べ終えて、午前中は着物を縫う作業に没頭した。杉ちゃんの日常とはそういうものだ。午後、また着物を縫っていると、インターフォンがなった。
「杉ちゃん居る?私よ。」
入ってきたのは、浜島咲であった。
「何だはまじさんか。どうしたんだよ。まあ、上がってきてくれや。」
と、杉ちゃんが言うと、咲は、杉ちゃんの家に入った。
「ええ。何か、責任感じたのよね。だって、あたし、あの女性に強力した事になっちゃうでしょう。私は、何も知らなかったのよ。あの帯が、殺人の道具だったのかなって。テレビのニュースでやってたわ。彼女が犯人だったって。」
「はまじさんは、あの女性とどうして知り合ったの?」
杉ちゃんが聞くと、
「インターネット。ほら、私、仕事の付き合いは有るんだけど、なかなか自分の本心を言える友達ってのは無いから、それで時々インターネットで友達を募集しているのよ。それで、彼女と知り合ったの。彼女も年が近かったし、着物が好きってことも共通してたから、よく話があってね。でも、あたしは、彼女が中村っていう人と付き合っていた事も知らなかったし、彼女が、帯を作りたいって言ったときに、そんな事を考えていた事は、何も知らなかった。ほんとよ。嘘じゃないわ。私はただ、彼女に帯を作って欲しいと思っているだけだと思った。」
と咲はここまでを一気に話した。
「そうか。はまじさんの本心を言える友達は、いないのか。」
と杉ちゃんはでかい声で言った。
「ここに居る一人の和裁屋ではだめってことかな。」
そういわれて咲は、恥ずかしそうな顔をした。
「まあいい。やったことは、どうのこうのと詰問したって無駄な事は知っている。さっき華岡さんが来てね、事件のことを話してったよ。あの女性、つまり石崎あゆみとう女性を逮捕したが、何も話さないんだって。僕らのところに作り帯をお願いしに来た同時間に、その変な男が死亡しているということにこじつけて。」
と、杉ちゃんは言った。
「今の話、華岡さんに話してみるか?事件解決のためにさ。」
「そうねえ。あたしがしたことが、役に立てばいいけど。何になるのかなあ。」
杉ちゃんが提案すると、咲はちょっと考えるような顔をしていった。
「だけど僕達がこないだ立矢結びを作ったのは、紛れもない事実だし。それは、動かせないぜ。多分誰か役割を分担したというか、そういうことだと思うけど。」
「共犯者がいたってことよねえ。それはだれなのか、か。」
咲と杉ちゃんは顔を見合わせた。咲は、共犯者がいたということに、ちょっと面食らってしまった。
「彼女は、私には一人ぼっちで寂しいと言っていたのに、共犯者にできるような人物がいたのかしら。」
「そうだねえ。そこらへんも警察行って聞いてみようぜ。きっと取り調べで、かなり困っていると思うよ。」
杉ちゃんと咲はそうしてみることにした。急いでタクシーを呼び出し、二人は富士警察署まで連れて行ってもらった。警察署で受付に、石崎あゆみの事件について、話したいことが有るというと、ちょうど今捜査中なのですぐ協力してほしいと言った。二人は、こちらにいらしてくださいといわれて、刑事課に通された。そして、華岡の案内で接見室に通される。そこに、彼女、石崎あゆみさんにまた会った。でも、そこにいる彼女は、何故か、杉ちゃんたちが会ったあゆみさんとは表情が違っているようなきがした。
「なあ、僕らの事を覚えているか?お前さん、なんで僕達に、袋帯の仕立てをお願いしたのかな?あれは、凶器だった帯を隠すためか?そういうことだったら、僕らを利用しないでほしかったな。」
と、杉ちゃんは、アクリル壁の向こうに座っている彼女に、そういった。
「私も、あなたがインターネットでお友達を募集しているのを見て、この人なら、私の事をわかってくれるのではないかと思ってそうしたのよ。ねえ、それは、私の思い違いだったのかな?」
咲も杉ちゃんに負けないくらい、悲しい気持ちを表現した。
「私、ショックだったわ。あの素敵な袋帯は、凶器として使われたものだったのね。あなたは、一人で犯罪をしたのかと思うのかもしれないけど、私達も協力したというのは、すごく辛いわ。」
「ホントだホントだ。そのくらい、思い知ってくれや。」
杉ちゃんと咲が、相次いでそう言うと、
「ゴメンなさい。でも、あたしが、直接あの人を手に掛けたのは、あたしのことを、障害があるからって、バカにされたからで。」
と、彼女は言った。
「あたしはただ、あたしにもこれだけ思いがあるんだってことを、あの人に知ってもらいたかったの。」
「それでは、事件の事をもう一度詳しく話してもらえるかな。」
やっと、事件の全容を知ることができた華岡は、急いでそういった。
「はい。私は、高志さんが、私と別れようと言った時、思わず逆上してしまって、あの帯で高志さんの首を思わず締めました。でも、途中で携帯電話がなって、私は、悪いことををしたと思って、無我夢中で逃げました。それで、その後、浜島さんに電話して、相談が有ると持ちかけて、それで作り帯をお願いすることになって。彼の死んだところは私は見てません。それが私の知っていることです。」
という彼女に、杉ちゃんと咲は、やっぱり誰か共犯がいたのかと思って、顔を見合わせたが、華岡の質問に、彼女は答えなかった。やっぱり自分の単独犯という。確かに、目撃証言もないし、そういうことなんだろう。すぐに考えを変えてこういう事を言った。
「いや、お前さんの思いは、彼に痛いほど伝わっているさ。それは、高志って言う人が、遺体で見つかったことでわかるじゃないか。お前さんは、帯を作り変える必要もなかったんだよ。わかるかな?」
オレンジの袋帯 増田朋美 @masubuchi4996
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