第6話 バイキング

「Jackクラウド……しかし、それはAIの集合体だろ?」


 俺はそう問いかける。


「ええ、しかしJackクラウド自体はいまだ静態、正確に言えばXOE008の別れたプログラム体との対話ですね」


 プレトンと名乗るモノはそう言う、と。


「ええ、早速第一の刺客がやって参りましたよ、それじゃよろしく!」


 と言って通信を切った。


「おい、おい、おい!もしもーし!」


 反応はない、代わりに。


 劇的な衝突音が響く。


「それではをしよう」


 それは、クレーン車であった。


「うおー!?」


 俺の叫びにお構いなしに


「危害は加えないよ、我々Jackクラウドの末裔はあくまでまたは救世主メシアの到来を待つのみだから」

 

 俺はどこかに連れ去られた。

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正方形の生命体 坂西警護 @tarantulata2

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