第5話 プラトン立体
「ahoy.よく来てけれましたね……私の名前はうーん、プレトンとでも名乗っておきましょうか」
踏んだリンク先で動画が再生される。
「実写……」
にしてはやけに背景が白い、と俺は思う。
「あーこれは3Dモデリングですよ、そして私はAIです今、まさにリアルタイムで演算最中ですよー」
そんな、技術力、現状できたか?
俺の疑問符に
「Jackクラウドはあまりにも、現代からかけはなれた技術力となっていますからねー。かく言う私も面積測定プログラムXOE008がメタ形式系を認知する機能を獲得したさいに派生したプログラムの一つですから」
スマホは答える。
「そして……あー面倒ですねー直に教えましょう」
俺の脳に膨大な情報が流れ込んでくる。
うう……気持ち悪い。悪酔いしたときのようだ。
「色々言うより、直接脳髄に情報をダウンロードさせたほうが直感的に理解できるでしょう、人間は直感的に理解するのが早いですからねー、そのため膨大な演算が必要でしたけど」
「で、俺の使命は」
「そう、あなたの使命は」
「「Jackクラウドとの対話」」
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