第134話 殺気立った目

殺気立った目とは、私を刺す夫の目のような事を言うのだろう。

私の胎にいるのは、もちろん夫の子ではない。

結核を患った夫にかかるお金を工面するには、それしか方法が無かった。

夫にもそれが解っているから、何も言わない。

でも、目は憤怒を滾らせる。

私に。

孕ませた男に。

病に。

そして、自分自身に。




★☆★


特にからめて考えてはいないけど、この女性が、

〖2年目:第046話 子守唄〗

https://kakuyomu.jp/works/16816700427843453546/episodes/16816700428752201951

の女性であってもおかしくは無いのかな。



☆★☆


次のお題は〖バスターミナル〗


えっ? バスターミナルってどこにあるん?

バスセンターの事でいいの?

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