このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(103文字)
友達に誘われて、心霊スポットへ向かった語り手。見覚えのある道を歩いていくと、子供の頃の記憶が蘇ってきた。ホラー寄りの現代ドラマ。バッドエンドではないけれど、ざらざらとした後味のある一作。「心霊スポット」と銘打たれていても、そこには人の暮らしがあり、思い出があります。つらい記憶もそのままに、忘れられることなく立ち続けている、そう感じました。