タイトルの『青水』の意味が、分かりました。
最後に、ひと息に飲み干したとき、彼の青春は過去のものとなった気がしました。
お話の内容も、文体も、とても好みでした。
素晴らしい物語を、ありがとうございました。
作者からの返信
【オポヌツルメリュフ】から連続で読んでいただけるとは……感謝しかありません!
作者としても、彼が飲み干した苦味と共に前に進んでくれることを願っております。
文章については、悩みながら表現を捻り出している感じで、個人的にはまだまだだと思っているのですが、試行錯誤した結果の文体を好みだと言ってもらえて、とても救われた心地になりました😭
本日は二作もお読みくださり、本当に……本当にありがとうございます!
そういう持って行き方でしたか。なるほどなるほど。
野良ガエリズムですね。
>一万円と一万円。等価なようでいて、それは子供の一万円と大人の一万円だ。まるで価値の違うものの取引で罪悪感を帳消しにしないでくれ。君だけスッキリしないでくれ。僕という過去を、まだ清算しないでおくれ。
そうですよね。当然こう考えますよね。私も考えてました(笑)
かわいい女子とモテない男子って思考回路がまるで違いますよね。多分ですけど、福山さんは倉橋さんに許されたと思ってこれから忘れていくと思います。なんとなくそう思いました。
もしも口調が変わってなかったら、ワンチャンあったんですけどね。
>いっとき苦しいだけで、別に死ぬほどのことじゃない。
そういうお話だったんだなあと思いました。
これでようやくちゃんと失恋できたってことですかね。だからと言って急にモテだすこともないし、昇進したり部下に頼られたりすることもない。けれど、福山さんをオカズのラインナップからヌ——ごほんっ……抜くことで、自分の気持ちが少しだけスライドするかもしれない。良い方にか悪い方にかはわからないけれど、少なくとも過去にがんじがらめにされて動けないなんてことはなくなりそうな気がします。
果たして青春時代の潤いは、倉橋さんにとって救いだったのか、それとも砂漠を沼に変えてしまうイベントだったのか。砂漠ならきっと歩きやすかっただろうが、乾いて死んでいたかもしれない。
結果論だけが物言うリアルの中では、とりあえずのらりくらりと生きてこれたのは福山さんのおかげと言うことになるのでしょうね。
とても野良ガエルさんらしい読後感を味わえました。
ところで、聖なる水ではなく青い水なのは、青春に潤いをもたらしてくれたからなんでしょうか。読者の想像にお任せします系だったら言わなくても大丈夫です。
作者からの返信
いつもありがとうございますm(_ _)m
しかも長文の感想まで……とても嬉しいです!
子供の一万円と大人の一万円。
ただの水と、本当に十年経った水は。
そういった対比も書きたかったので、言及してくださって光栄です。また、隠の思考にも共感していただいて、大変に光栄であります。
こういった、世間からは「気持ち悪い」と一蹴され、切り捨てられそうな想いも、細分化すれば共感できるところがあると思います。そこに至る流れに、対比とか、キーワードどかを散りばめれば、小説を作れるのでは……と。まぁ実際彼のシコ……ゲフン、思考は気持ち悪いと言われても仕方ありませんが、これが彼女の体操着とかだったら一般小説としては完全にアウトだったと思います(笑)
聖なる水が青水なのは、お察しの通りです🐸
青春の青です。
青春に潤いをもたらしてくれた
青春ゆえの若気の至り
青田買い……?
青を当てはめた細かい解釈は、読んだ方の印象によると思いますが。
この度は、本当にありがとうございました!!!