ミステリーとファンタジー、歴史の融和

まず、掴みから引き込まれました。
脳裏に浮かぶような、女性が複数の男性を一方的に素手で倒し、少しコミカルな相棒がそれを楽しんで見ていて怒られる。
その直後に本作のメイン要素と思われる部分を入れてくるので、説明口調になることもなくすんなりと設定や目的が浮かんできました。
ファンタジーな要素がありながらも、史実に基づく謎解き要素を入れる事で知的好奇心まで煽ってきます。
常に先が気になる書き方をされているので、一度読み出すと止まりませんでした。
今後、この作品が大きな大転を迎えた時にどんな姿になっているのか、非常に楽しみです。

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