一人暮らし。ワクワクする響きと共に。寂しさと不安。送る方も経験済みのオジサンには2倍の感動が貰えました。ありがとうございました。
静かに、決して派手なことなく、丁寧に描写されていく風景。でもその中には一人暮らしになっていく過程がしっかり詰められている。新しい生活。今までの生活。胸に残る感情のある掌編だ。
淡々と進んでいくんですが、それでいて何かふわりとした空気感に包まれているような感じ。寡黙な父とレースのカーテンが何故か胸がキュっとしました。続きが楽しみです。
主人公は、家を出ることになった。父が荷物の運搬を申し出てくれ、共に短いドライブをする。言葉少なな中に、主人公と父親の関係が透けるようだ。寡黙そうなお父さんと、少し気のない娘。新しい生活の始まりは、父と娘の淡々とした共同作業で幕を開ける。大学入学を機に一人暮らしをしたこと、そこから実家に戻ったことを思い出しました。あなたにも、ふとそんな記憶が呼び起こされるかもしれませんよ。
私も経験ある、一人暮らしのお話。なんだか懐かしい気持ち。そうそう! となるお話で、とても共感できました。これから始まる新生活。どうなるのでしょうか?
読み終えて、一人暮らしを始めたての頃を思い出しました。お話は淡々と進んでいくのですが、それがすごく自然で、いい意味で読みやすく、気づけば読了していました。胸がキュッとなるような、少し寂しさを感じるような、そんなお話でした。素敵なお話をありがとうございます。