爆弾ーヒバナー


「花火は平和の象徴」なんだろうなて、なんとなく思った。




 「爆弾」


 


 火薬が光っているだけ


 期待も最初っからしなかった


 友達の背中をを追いかけて


 あと数分で始まる花火を追いかけた


 願い事が増える度


 追いつくと思うと怖くなるのはなんでだろう   か



 この感情を君がくれたの


 その瞬間を「愛情」と名付けた


 初めて花火が綺麗だと思った


 一瞬にして散る花火


 バックグラウンドを追う思考回路


 ただただ綺麗なだけじゃないんだね


 光ってるだけじゃないんだね


 哀愁を感じたのは私だけなのかな




 そういえば花火も爆弾が


 なんとなく思い出した黒い話


 友達は振り返らず私を連れていく


 あと数分で始まる花火を追いかけた


 叶うと思った時に咲いたの


 私たちを歓迎するように咲いた花火は輝いていた



 この感情を君がくれたの


 その瞬間を「愛情」と名付けた


 初めて花火が綺麗だと思った


 一瞬にして散る花火


 バックグラウンドを追う思考回路


 イルミネーションのようにずっと光ってられないのね


 哀愁を感じたのは私だけだっのかな





 急坂を登って花火を追いかけたの


 パンパンと怒号のように唸る爆弾


 爆弾がいつか花火にしか使われない未来を


 爆弾はバカにされる未来をなぜか願う自分はおかしいのかな



 この感情は君がくれたの


 この瞬間を「愛情」と名付けた


 この星を 重力で成り立つこの星の平和を


 理想を花火にしたっていいじゃないか

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総合詩集(第一弾) 衣草薫創KunsouKoromogusa @kurukururibon

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