争いに巻き込まれてしまった虫狩りの青年の運命は——

現代のような文明が、なくなってしまった世界の物語です。

人々は機械の昆虫に怯えながら暮らしています。人の手に負えないような、凶暴な機械の昆虫たちは、人という存在を根絶やしにしようとしているのです。

そんな世界で虫狩りとして生計を立てているウルクスは、ある日、怪しい2人組の依頼で目的地までの警護をすることになります。すると2人組は道中で「追手がいる」と言い出します——。

ウルクスはこの仕事で、一般人が知らない世界の争いに巻き込まれてしまいます。ちゃんと選択肢は用意されているのですが、責任感が強いウルクスは、たとえ付き合いが浅い人たちだったとしても、誰かを残して逃げるなんてことはできないんです。

バトルも激しいのですが、襲ってくる機械の昆虫の描写がとても迫力がありました。
そしてウルクスにはつらい過去が。まだ読み始めたばかりなので、今からその経緯なども明かされていくのだと思います。

SFファンタジーが気になる方は、ぜひ読んでみてください。

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