実は、一話を読んだだけでレビューを書いています。
もう、居ても立っても居られなかった。
カクヨムを始めたのは最近ですが、それなりに色々な作品に触れてきました。その中で、掛け値なしで過去一心に刺さりました。
さて、そろそろレビューを……
まずは、一話を読んでください。
十五秒、たった十五秒です。
私に騙されたと思ってください。
私は、なるべく美麗な言葉を重ねることで、すなわち着飾ることで、この世の美しさを何とか表現しようと苦心するのですが、削ぎ落とされた、文……
いや、たった「一言」のもつ圧倒的な破壊力にやられました。
それは、美しい裸体
着飾ることでは到達し得ない、表現の極地
正直、筆を折ろうかと本気で思いました。
作者【仁志水ぎわ】様、通称『パンダ』は大人の恋愛小説家。
最近存在自体がお笑いに振り切ってるけど、えぇ、この方は紛れもなく「恋愛小説家」です。
それも、大人の恋愛を書かせたら天下一。
この140字は、その短さの中にも大人の恋愛がちりばめられている秀逸なものだと思います。
たまには笑っちゃうのもあるけど、よく140字でここまで複雑そうな人間関係を書けるな? と思います。
「いやぁ、もういっそ長編小説にしちゃってよ」
と思うものもあります。
短いけど、内容が濃いのです。
10秒で読めるけど余韻はいつまでも続く。
あっぱれ!!