寝たきり状態の水穂の家へ会いに行った由紀子は、居合わせた杉ちゃんと二人の訪問客を迎え入れる。この二人の男女は、演奏をするために来たのだった。「社会」と上手く馴染めない人たちの交流を描いた現代ドラマ。裏表のない言葉が、ぐさぐさと心に突き刺さります。ささやかだけど、確かな繋がりに、ほっとする思いがありました。自分だったらどうするのかを、考えさせられる作品だと思います。