つれづれ神無月

第5話 休

　文字が書けない。

　迫る〆切、やるべきタスク、いろいろなことに押し潰される。

　働きたくない。というか体を動かすのも臓器を動かすのも呼吸をするのも何もしたくない。人間としての活動をやめたい。

　でも死にたくはない。死はこわい。

　ちょっと「何もしない」を選択したいだけなのだ。休みたいだけなのだ。

　まあ、ぐちぐい言ってるが、やること全て後回しにしすぎた過去の僕のせいで苦しんでいるってことだ。

　それにしても、やることがたくさん積み重なってるときほど、現実逃避に全く急ぎではないことや娯楽に逃げてひまうのは一体どうしたらいいのだろう。

　そんなことしても〆切は伸びないのに。

　どんどん時間だけがなくなっていくだけなのに。

　そんな訳で、前話で「頑張るぞ！」と意気込みをみせたばかりだというのに、エッセイはお休みである。

　やることを終わらせて心に余裕が生まれたらまた戻ってくる。