5. 紫苑
もう二度と会えないことを
恐らく私は知っていた
連絡先の交換も出来ずに
別れの挨拶もないまま
同じ教室の赤の他人
仲良くなる機会もなくて
いつか、ではもう遅い
あったかもしれない昨日を
薄ぼんやりと思い返す
詩集 dissociation smalt 清水ハイネ @heines
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