第8話 動詞(け・こ)
よみ,漢字,活用,自他,用例,相互,対語,補記,
【けあ】
けあげる,蹴上げる,ガ行下一段,他動詞,「ボールを蹴上げる」「泥を蹴上げて走る馬」,,,蹴って上へ上げる・上に向かって蹴る,
【けい】
けいきづく,景気付く,カ行五段,自動詞,「正月を控え市場が景気づく」「酒が入り一座が景気づく」,,,経済活動が盛んになる・商売が繁盛し始める、物事が盛んになる・勢いづく,
けいしきばる,形式張る,ラ行五段,自動詞,「形式張った挨拶」,,,形式を重んじて堅苦しい言動をとる・中身よりも見かけの形を重視する,
けいする,慶する,サ行変格活用,他動詞,「人類のために慶すべき大発見」,,,めでたい事柄に対して喜びの気持ちを表す・喜ぶ・祝う,
けいとうだてる,系統立てる,タ行下一段,タ行下一段,「系統立てて話す」,,,いくつかの事柄や現象を一定の原理や法則に従って整理する,
【けお】
けおされる,気圧される,ラ行下一段,自動詞,「相手の剣幕に気圧される」,,,相手の勢いに押される・精神的に圧倒される,
けおとす,蹴落とす,サ行五段,他動詞,「崖から小石を蹴落とす」「同僚を蹴落として出世する」,,,足で蹴って落とす・自分がのし上がるためにすでにその地位にある者や競争相手を押し退けて除く,
【けか】
けかえす,蹴返す,サ行五段,他動詞,「ボールを相手に蹴返す」,,,蹴って元の位置へ戻す,
けがす,汚す(穢す),サ行五段,他動詞,「美しい心を汚す行為」「聖地を汚す」「名を汚す」「末席を汚す」「会長職を汚す」「身を汚される」,相互「けがれる」,,よごす、名誉や誇りを傷つける、能力や身の程を超えた地位に就くという謙譲の気持ちからある地位や席に着く、暴力で女性を辱める。「汚・穢」ともによごす意。「汚す」は「よごす」と同字,
けがれる,汚れる(穢れる),ラ行下一段,自動詞,「耳が汚れる」「神殿が汚れる」「履歴が汚れる」,相互「けがす」,,よごれた状態になる・ごれる、名誉や誇りに傷がつく、女性が貞操を失う。「汚・穢」ともによごれる意。「汚れる」は「よごれる」と同字,
【けき】
げきする,激する,サ行変格活用,自動詞,「戦いが激する」「激した口調で発言する」「岩に激する奔流」「友を激する」,,,激しくなる・荒々しくなる、怒りなどで興奮する・いきり立つ、激しくぶつかる、励ます・激励する,
げきする,檄する,サ行変格活用,自動詞,「天下に檄する」,,,檄文を発する・檄を飛ばす,
【けこ】
けこむ,蹴込む,マ行五段,他動詞,「ボールをゴールへ蹴込む」,,,蹴って中へ入れる,
【けし】
けしかける,嗾ける,カ行下一段,他動詞,「犬をけしかける」「幹事をやれとけしかける」,,,勢いづいて相手を攻撃させる、相手を煽てあげて自分の思う通りのことをさせる・そそのかす,
けしきばむ,気色ばむ,マ行五段,自動詞,「気色ばんで席を立つ」,,,怒った様子を表情に現す・むっとして顔色を変える,
けしさる,消し去る,ラ行五段,他動詞,「汚名を消し去ることはできない」,,,消してすっかりなくならせる,
けしとぶ,消し飛ぶ,バ行五段,自動詞「爆風で辺りのものが消し飛ぶ」,,,勢いよく飛んで見えなくなる・ふっとぶ,
けしとめる,消し止める,マ行下一段,他動詞,「建物の一部を焼いただけで消し止めた」「デマを消し止める」,,,燃え広がるのを防ぎ止める、噂などが広まるのを防ぐ,
【けす】
けす,消す,サ行五段,他動詞,「焚き火を消す」「ろうそくを吹いて消す」「電灯を消す」「ガスを消す」「黒板の字を消す」「壁の落書きを消す」「忽然と姿を消す」「証拠を消す」「痛みを消す薬」「話し声が騒音に消される」「魚の臭みを生姜で消す」「裏切り者は消せ」,,,あったものを無くす・見えなくする・働きを止める、殺す,
げす,解す,サ行五段,他動詞,「真意を解しかねる」「何とも解しがたい話だ」,,,納得する・理解する,
けずる,削る,ラ行五段,他動詞,「鉛筆を削る」「予算を削る」「人員を削る」「文章を削って短くする」「名簿から名前を削る」,相互「けずれる」,,物の一部を取り除く・削除する。「へずる」と同字,
けずれる,削れる,ラ行下一段,自動詞,「岩が波で削れる」,相互「けずる」,,削られて小さくなる,
【けせ】
げせる,解せる,サ行下一段,他動詞,「いっこうに解せない話だ」,,,納得できる・理解できる,
【けた】
けたおす,蹴倒す,サ行五段,他動詞,「椅子を蹴倒す」「借金を蹴倒す」,,,足で蹴って倒す、負債を返さないで済ませる・踏み倒す,
けたてる,蹴立てる,タ行下一段,他動詞,「土煙を蹴立てて走り回る」「敵に蹴立てられて敗走した」「席を蹴立てて退場する」,,,蹴ったり勢いよく進んだりして後に土埃や波を立たせる、盛んに蹴る・蹴って追い立てる、憤然として荒々しく振る舞いその場を立つ,
【けち】
けちがえる,蹴違える,ア行下一段,他動詞,「蹴違えてパスが渡らない」,,,蹴り間違える,
けちらかす,蹴散らかす,サ行五段,他動詞,「放水でデモ隊を蹴散らかす」,,,「けちらす」に同じ,
けちらす,蹴散らす,サ行五段,他動詞,「子供が落ち葉の山を蹴散らす」「立ちふさがる敵を蹴散らす」,,,蹴って乱し散らす、追い払って散り散りにする・追い散らす,
けちる,ケチる,ラ行五段,他動詞,「チップをケチる」,,,出し惜しむ・ケチケチする,
【けつ】
けっする,決する,サ行変格活用,自動詞,「勝敗が決する」,,,はっきりと決まる,
けっする,決する,サ行変格活用,他動詞,「雌雄を決する」「意を決する」,,,はっきりと決める,
けつまずく,蹴躓く,カ行五段,自動詞,「敷居に蹴躓く」「資金繰りが肝心なとこで蹴躓いた」,,,足先を物にぶつけてよろめく、中途で失敗する・やり損なう・しくじる,
【けと】
けとばす,蹴飛ばす,サ行五段,他動詞,「ボールを蹴飛ばす」「馬に蹴飛ばされる」「塀を蹴飛ばす」「要求を蹴飛ばす」,,,蹴って飛ばす・足元で強く蹴る、要求や勧誘などを取り合わないで拒否する,
けどる,気取る,ラ行五段,他動詞,「二人の関係を気取られないように振る舞う」,,,(多く「けどられる」の形で)その場の雰囲気や相手の様子などから事情を感じ取る,
【けな】
けなす,貶す,「他人の作品を貶す」「口で貶す心で褒める」,,対語「ほめる」,ことさらに悪い点を取り上げて非難する・くさす,
【けは】
けばだつ,毛羽立つ,タ行五段,自動詞,「表紙のあちこちが毛羽立っている」,,,紙や布などの表面がこすれて細かな毛が数多く立つ,
【けひ】
げびる,下卑る,バ行上一段,自動詞,「下卑た話」,,,言動が下品・下劣に見える,
【けみ】
けみする,閲する,サ行変格活用,他動詞,「対日関係の文献を閲する」「郷里を出て二十年の歳月を閲した」,,,調べる・観て確かめる・検める、年月を過ごす・経る。「えっする」と同字,
【けむ】
けむる,煙る,ラ行五段,自動詞,「焚き火が煙る」「雨に煙る町」,,,煙が盛んに出たりあたり一面に広がったりする、雨や霧や霞などであたりがぼんやりする。「けぶる」の音変化,
【けや】
けやぶる,蹴破る,ラ行五段,他動詞,「ふすまを蹴破る」「敵を蹴破る」,,,蹴って破る、蹴散らす,
【けり】
けりあげる,蹴り上げる,ガ行下一段,他動詞,「ボールを高く蹴り上げる」「腹を蹴り上げる」,,,蹴って上にあげる・蹴上げる、ものを下から蹴る・蹴上げる,
【ける】
ける,蹴る,ラ行五段,他動詞,「馬に蹴られる」「ボールを蹴る」「床を蹴って高くジャンプする」「水を蹴って泳ぐ」「裁定を不服として席を蹴って退場する」「組合の要求を蹴る」「与えられた役割を蹴る」,,,足で勢いよく突く・足に弾みをつけるようにして突いて飛ばす、足で地面などを強く押す、(「席を蹴る」の形で)荒々しくその場を立ち去る、要求や提案などをきっぱり断る・はねのける,
【けん】
げんきづく,元気付く,カ行五段,自動詞,「声援を受けて元気づく」,相互「げんきづける」,,衰えていた体の調子がよくなる・気力が回復する,
げんきづける,元気付ける,カ行下一段,他動詞,「落ち込んだ彼を元気づける言葉」,相互「げんきづく」,,慰めたり励ましたりして気力を奮い立たせる,
けんしきばる,見識張る,ラ行五段,自動詞,「見識張って口を挟む」,,,いかにも見識があるように振る舞う・気位の高い態度をとる・見識ぶる,
けんしきばる,見識ぶる,ラ行五段,自動詞,「見識ぶった言い方」,,,「けんしきばる」に同じ,
けんじる,献じる,ザ行上一段,他動詞,「仏前に花を献じる」,,,「けんずる」の音変化,
げんじる,現じる,ザ行上一段,自動詞,「幻影が現じる」,,,なかったもの・見えなかったものが姿や形をもって現れる・姿や形を現す。「げんずる」の音変化,
げんじる,減じる,ザ行上一段,他動詞,「苦痛を減じる」,,,「げんずる」の音変化,
けんずる,献ずる,サ行変格活用,他動詞,「仏前に花を献ずる」「酒杯を献ずる」,,,目上の人に物を捧げる・たてまつる、杯をさす・献杯する,
げんずる,減ずる,サ行変格活用,自動詞,「ダムの水量が減ずる」「価値が減ずる」,,,数量や程度などが元よりも少なくなる・減る,
げんずる,減ずる,サ行変格活用,他動詞,「死一等を減ずる」,,,数量や程度などを元よりも少なくする・減らす,
【こい】
こいうける,請い受ける(乞い受ける),カ行下一段,他動詞,「珍しい切手を請い受ける」,,,頼み込んで譲り受ける。「請」は願う・頼む・求める、「乞」は請い求める・請い・求め・願いの意なので「請」に統一,
こいこがれる,恋い焦がれる,ラ行下一段,自動詞,「夜も眠れないほど恋い焦がれる」,,,恋しさのあまりひどく思い悩む,
こいしたう,恋い慕う,ワ行五段,他動詞,「郷里の母を恋い慕う」,,,ひたすら恋しく思う,
こいする,恋する,サ行変格活用,自動詞,「命短し恋せよ乙女」,,,恋をする・慕う,
こいねがう,乞い願う(希う・冀う),ワ行五段,他動詞,「一層のご理解を乞い願う次第です」,強く願う・切望する・やや古風なまた改まった言い方。「乞い願う」は請い求める・願い、「希」は求める・願う、「冀」は願う・望むの意。素読が難しいので「乞い願う」を用いることが多い,
【こう】
こう,恋う,ワ行五段,他動詞,「亡き妻を恋う」「故郷を恋う」「昔を恋う」,,,特定の異性に心惹かれてその人を思い慕う・特別な人物や場所などを強く慕う・こいする,
こう,請う(乞う),ワ行五段,他動詞,「食べ物を乞う」「救援を請う」「許しを請う」,,,他人に物を与えてくれるよう求める・何かをしてくれるように願う。「請」は願う・頼む・求める、「乞」は請い求める・請い・求め・願いの意。「雨乞い・暇乞い・命乞い・乞うご期待・慈悲を乞う・乞食」以外は「請」に統一,
こうじる,困じる,ザ行上一段,自動詞,「借金の返済に困じる」,,,困る・困惑する。「こうずる」の音変化,
こうじる,高じる(嵩じる・昂じる),ザ行上一段,自動詞,「無理がたたって病が高じる」,,,「こうずる」の音変化,
こうじる,講じる,ザ行上一段,他動詞,「適切な処置を講じる」,,,「こうずる」の音変化,
こうする,抗する,サ行変格活用,自動詞,「圧力に抗する」「抗しがたい魅力」,,,逆らう・張り合う・抵抗する,
こうする,校する,サ行変格活用,他動詞,「諸本を校して底本を作る」,,,校合する・二種以上の写本や刊本などを比べ合わせて本文の異同を確かめたり誤りを正したりする,
こうする,稿する,サ行変格活用,他動詞,「草案を稿する」,,,下書きを書く・原稿を書く,
こうずる,高ずる(嵩ずる・昂ずる),サ行変格活用,自動詞,「持病が高ずる」「芝居好きが高じて役者になる」,,,程度がひどくなる・募る。「高」はたかい・たかまる・高める・尊ぶ・たかぶる、「嵩」はかさむ、「昂」はたかぶる・たかまる・意気が揚がる意なので常用の「高」に統一,
こうずる,講ずる,サ行変格活用,他動詞,「近代経済学を講ずる」「策を講ずる」「最善の処置を講ずる」「和を講ずる」,,,講義をする・問題を解決するために考えを巡らして適当な方法をとる、相手と和解する,
ごうする,号する,サ行変格活用,自動詞,「規模については世界一と号する」「平成と号する」「森林太郎、号して鴎外」,,,自ら言い広める・表向きにもっともらしく言う、名づける・称する、本名の他に別名をつける・号として呼ぶ,
こうむる,被る(蒙る),ラ行五段,他動詞,「格別の恩顧を被る」「被害を蒙る」,,,他人から行為や恩恵などを受ける・いただく、災いなどを身に受ける。「被」は着る・身につける・背負う・受ける・及ぶ・合う・加える・かぶる、「蒙」は受ける・かぶる意なので包括的な「被」で統一,
【こえ】
こえる,肥える,ア行下一段,自動詞,「丸々と肥えた子犬」「肥えた土地」,相互「こやす」,対語「やせる」,体によく肉がついて太る・体つきがふっくらとする、地味が豊かになる,
こえる,肥える,ア行下一段,自動詞,「口が肥えている」「目が肥える」「特需景気で肥えた企業」,,,経験を重ねて物事の善し悪しなどを感じ分ける力が豊かになる、資金などが増えて大きくなる,
こえる,越える,ア行下一段,他動詞,「打球がフェンスを越える」「山を超えまた谷を超える」「海を超えてきた便り」「国境を越える」「越えて翌年の春を迎える」「弱い八十を越える」,,,物を通り過ぎて向こうへ行く、区切りとなるある日時が過ぎる・時を経過する,
こえる,超える(越える),ア行下一段,他動詞,「四万人を超える観衆」「危険水位を超える」「先輩を超えて重役になる」「力量が衆を超えている」「高いに立場を超えて手を結ぶ」「想像を超える」「常識を超える」「矩を超えず」,,,ある基準や数量を上回る・超過する、地位や段階などで順序を飛ばして先になる・飛び越す他のものよりすぐれている・抜きん出る、ある考えや主義にとらわれずに先に進む・ある基準や範囲の外まで出る・超越する、規則や決まりを外れる。「超」は飛び越える・踏み越える・度を越す・分を過ぎる・限界を超える・まさる・すぐれる・秀でる、「越」はわたる・踏み越える・飛び越える・追い越す・度を越す・限界を越える・分を過ぎる・去る・遠ざかる・離れるの意。基準や限度や範囲の上に出る・垂直方向に伸びる・ボーダーレスは「超」、それ以外は「越」で統一,
【こお】
こおりつく,凍り付く,カ行五段,,自動詞,「バケツが地面に凍りつく」「カチカチに凍りついた道」「恐怖で身も凍りつく」,,,凍って他のものにくっつく、硬く凍る・凍結する・いてつく、緊張や恐怖で体が固くこわばる,
こおる,凍る(氷る),ラ行五段,自動詞,「池が一面に凍る」「冬の朝の凍った空気」「恐怖で血も凍るオカルト映画」,,,液体が低温のため凝結して個体の状態になる、外気などがひどく冷たく感じられる、寒さや恐ろしさのために体がこわばり自由に動かなくなる,
【こか】
こかす,転かす(倒かす),サ行五段,他動詞,「植木鉢を転かす」,相互「こける」,,ころばす・ころっところがす・たおす,
こがす,焦がす,サ行五段,他動詞,「ご飯を焦がす」「身を焦がす」「胸を焦がす」,相互「こげる」,,火に当てて焼いたり熱を加えたりして物の表面を黒くする・焦げた状態にする、心を悩ます・苦悩する,
こがれる,焦がれる,ラ行下一段,自動詞,「長年焦がれた相手と結婚する」「故郷に焦がれる」「女優に焦がれる」,,,一途に激しく恋い慕う・切ないまでに思いを寄せる、そうなりたいと強く望む,
こがれる,焦がれる,ラ行下一段,自動詞,「思い焦がれる」「恋い焦がれる」「待ち焦がれる」,,,補助動詞。望むことが早く実現しないかと居ても立ってもいられないほどである意,
【こき】
こきおとす,扱き落とす,サ行五段,他動詞,「籾をこき落とす」,,,くっついているものをしごいて落とす,
こきおろす,扱き下ろす,サ行五段,他動詞,「上役をこき下ろして溜飲を下げる」,,,欠点などを殊更に指摘してひどくけなす,
こぎだす,漕ぎ出す,サ行五段,他動詞,「大海原へ漕ぎ出す」,,,船を漕いで出る、漕ぎ始める,
こきつかう,扱き使う,ワ行五段,他動詞,「従業員をこき使う」,,,人を手心を加えずに激しく使う,
こぎつく,漕ぎ着く,カ行五段,自動詞,「やっとり思いで岸まで漕ぎ着く」,相互「こぎつける」,,船を漕いで目的の場所に到達する,
こぎつける,漕ぎ着ける,カ行下一段,自動詞,「島に漕ぎ着ける」「ようやく完成まで漕ぎ着けた」,相互「こぎつく」,,舟を漕いで目的の場所に到達させる、どりょくしてやっと目標まで到達させる・また到達する,
こぎぬける,漕ぎ抜ける,カ行下一段,他動詞,「岩礁を避けて巧みに漕ぎ抜ける」「歳末商戦を漕ぎ抜ける」,,,舟を漕いで障害物などの間を通り抜ける、困難な状態などを切り抜ける,
こきまぜる,扱き雑ぜる(扱き混ぜる),ザ行下一段,他動詞,「嘘と真をこきまぜて話す」,,,二種類以上のものを混ぜ合わせる。「雑」はいろいろな色がまじりあう・入り組む・入り乱れる・純粋でない・まだらである・ぶち、「混」はまぜあわせる意,
こぎもどす,漕ぎ戻す,サ行五段,他動詞,「船を漕ぎ戻す」,,,舟を漕いで元のところに戻す,
こぎよせる,漕ぎ寄せる,サ行下一段,他動詞,「小舟を岸に漕ぎ寄せる」,,,舟を漕いである物や場所の近くに寄せる,
【こく】
こく,扱く,カ行五段,他動詞,「稲をこく」,,,細長い本体についている物を手や物の間に挟んで引っ張りこすり落とす・しごく,
こく,放く,カ行五段,他動詞,「屁をこく」「嘘をこくな」「ああびっくらこいた」,,,体の外にう出する・ひる、人がものを言うのを卑しみまた乱暴に言う・ほざく・ぬかす、何かをする意の俗な言い方,
こぐ,扱ぐ,ガ行五段,他動詞,「雑草をこぐ」,,,草木を根のついたままそっくり引き抜く・根こぎにする,
こぐ,漕ぐ,ガ行五段,他動詞,「ボートを漕ぐ」「自転車を漕ぐ」「ブランコを漕ぐ」「新雪を漕いで頂上を目指す」「電車の座席で舟を漕ぐ」,,,櫓や櫂を使って水をかき船を進める、足や腰を曲げたり伸ばしたりして乗り物を進めたり振り動かしたりする、深い雪や藪の中などをかき分け道を開くようにして進む、(「舟を漕ぐ」の形で)座ったまま体を前後左右に揺らして居眠りをする,
こくする,刻する,サ行変格活用,他動詞,「石碑に名を刻する」,,,刃物などで石や木に彫りつける・刻みつける,
【こけ】
こげつく,焦げ付く,カ行五段,自動詞,「煮物が焦げつく」「貸出金が焦げつく」,,,焦げて鍋や網に付く、貸した金銭が回収不能となる,
こける,転ける(倒ける),カ行下一段,自動詞,「石につまずいて転ける」,相互「こかす」,,たおれる・ころぶ,
こける,痩ける,カ行下一段,自動詞,「頬が痩ける」,,,肉が落ちてやせ細る,
こける,こける,カ行下一段,自動詞,「笑いこける」「眠りこける」,,,補助動詞。その動作が甚だしく続くことを表す,
こげる,焦げる,ガ行下一段,自動詞,「タバコの火で畳が焦げる」「魚が焦げる」,,,火や熱で焼けて黒や濃い茶色になる,
【ここ】
こごえじぬ,凍え死ぬ,サ行五段,自動詞,「寒さで凍え死ぬ」,,,体が冷えきって死ぬ・凍死する,
こごえつく,凍え付く,カ行五段,自動詞,「波しぶきが甲板に凍え付く」,,,凍ってくっつく,
こごえはてる,凍え果てる,タ行下一段,自動詞,「凍え果てた手足を暖める」,,,すっかり凍えてしまう・凍えきってしまう,
こごえる,凍える,ア行下一段,自動詞,「手足が凍える」「体の芯まで凍える寒さ」,,,寒さのために体が冷えきって固くなり自由が利かなくなる,
こごまる,屈まる,ラ行五段,自動詞,「屈まって焚き火にあたる」,,,体を折り畳むようにして低い姿勢を取る。「かがまる」と同字で同義,
こごむ,屈む,マ行五段,自動詞,「屈んで靴紐を結ぶ」,,,足や腰を曲げて姿勢を低くする・しゃがむ。「かがむ」と同字で同義,
こごめる,屈める,マ行下一段,他動詞,「身を屈めて洞穴に入る」,,,体を折り曲げる・こごむようにする。「かがめる」と同字で同義,
こごらす,凝らす,サ行五段,他動詞,「豆腐を凝らす」,,,固まらせる・凝固させる。「こらす」と同字,
こごる,凝る,ラ行五段,自動詞,「魚の煮汁が凝る」,,,液体状のものが冷えたり凍ったりして凝固する。「こる」と同字,
こころえる,心得る,ア行下一段,他動詞,「扱いを心得ている」「心得ました、おまかせください」「茶道も少しは心得ている」,,,物事の事情や意味するところをよく理解する・のみこむ・わきまえる、事情をよく理解したうえで引き受ける・承知する、たしなみがある・会得している,
こころがける,心掛ける(心懸ける),「貯蓄を心がける」「安全第一を心がける」,,,いつも心にとめておくようにする・気をつける・心にかける,
こころざす,志す,サ行五段,他動詞,「学問を志す」「建築家を志す」,,,ある事をしようと思い定める・心の中に立てた目的や目標に向かって進もうと決心する,
こころする,心する,サ行変格活用,他動詞,「過ちのないように心する」,,,十分に気を配って注意する・心して,
こころみる,試みる,マ行上一段,他動詞,「実験を試みる」「抵抗を試みる」,,,実際に効力や効果などを試すために行なう・試しにやってみる,
こころゆく,心行く,カ行五段,自動詞,「心ゆくまでおくつろぎください」,,,思い残すことがないほど十分に満足する・気が済む。多く「こころゆくばかり」「こころゆくまで」の形で用いる,
【こさ】
ございます,御座います,サ行特別活用,自動詞,「おあつらえ向きのお品がございます」「何もございませんがどうぞ召し上がれ」,,,「ある」の丁寧、「あります」より丁寧。「ござります」の音変化,
ございます,御座います,サ行特別活用,自動詞,「すでにお願いしてございます」「いかがお過ごしでございましょうか」「ただ今ご紹介いただいた田中でございます」「いっそ死にとうございます」,,,補助動詞。「ある」の丁寧。「ござります」の音変化,
【こし】
こじあける,抉じ開ける,カ行下一段,他動詞,「戸をこじ開ける」,,,すき間に物を差し込んだりして無理に開ける,
こしかける,腰掛ける,カ行下一段,自動詞,「ベンチに腰かける」,,,椅子や台などの上に腰を下ろす・腰をかける,
こじつける,こじつける,カ行下一段,他動詞,「後からこじつけた理由」,,,関係のない物事を無理に理由をつけ関係づける・無理に理屈づける,
こしらえる,拵える,ア行下一段,他動詞,「弁当をこしらえる」「藤棚をこしらえる」「家をこしらえる」「コブをこしらえる」「顔をこしらえる」「身なりをこしらえる」「話をこしらえる」「上辺をこしらえる」「頭金をこしらえる」「女をこしらえる」,,,ある材料を用いて形の整ったものやある機能を持ったものを作り上げる・結果として不本意なものを作ってしまう、手を加えて美しく見せるようにする・化粧したり衣装を整えたりして飾る、工夫を巡らし無いことをあるかように見せかける、手を尽くして必要なものを整える・用意する、友人や愛人などを作る,
こじらす,拗らす,サ行五段,他動詞,「話し合いをこじらす」「風邪をこじらして肺炎になる」,相互「こじれる」,,「こじらせる」に同じ,
こじらせる,拗らせる,サ行下一段,他動詞,「問題をこじらせる」「風邪をこじらせる」,相互「こじれる」,,物事をもつれさせ処理を難しくする・面倒にする、病気を治しそこねて長引かせる,
こじる,抉る,ラ行五段,他動詞,「雨戸を抉って開ける」,,,すき間などに物を差し入れてねじる。「えぐる・くじる」と同字,
こじれる,拗れる,ラ行下一段,自動詞,「交渉がこじれる」「風邪がこじれる」「気持ちがこじれる」,相互「こじらす・こじらせる」,,物事がもつれてうまく進まなくなる、病気が治らなくて長引く、ねじける,
【こす】
こす,越す,サ行五段,他動詞,「塀を越す」「難関を越す」「峠を越す」「年を越す」「還暦を越す」「先を越される」「新居へ越す」,,,ある物の上を通り過ぎて一方から他方へ行く・難所や障害となるものを通ってその先へ行く、ある時期や期間を過ごす、追い抜く、引っ越す,
こす,超す(越す),サ行五段,他動詞,「一万人を超す応募者」「気温が三十度を超す」,,,数量や程度がある基準以上になる,
こす,越す,サ行五段,他動詞,「どちらへお越しですか」「またお越しください」,,,「おこし」の形で「行く・来る」の尊敬,
こす,濾す(漉す),サ行五段,他動詞,「水を漉す」「味噌を濾す」,,,かすや不純物を取り除くために布や網や紙や砂などをくぐらせる。「濾」は布などの細い目をくぐらせて液体の中の混ざりものを除き去る、「漉」は水や酒をこす意,
こずむ,偏む,マ行五段,自動詞,「首筋が偏む」,,,筋肉が固くなる・凝る,
こすりつける,擦り付ける,カ行下一段,他動詞,「クリームを顔にこすりつける」「マッチをこすりつけて火をつける」「犬が体をこすりつけてくる」「額を畳にこすりつけて頼む」,,,こすってくっ付ける、押しつけてこする。「すりつける」と同字,
こする,擦る,ラ行五段,他動詞,「目をこする」「垢をこする」「電柱に車体をこする」,相互「こすれる」,,物を他のものに強く押し当てたままで動かす・そのように繰り返し続けて動かす。「する」と同字,
こする,鼓する,サ行変格活用,他動詞,「つづみを鼓する」「勇を鼓して立ち向かう」,,,楽器などを打ち鳴らす・また掻き鳴らす、気力を奮い立たす,
ごする,伍する,サ行変格活用,自動詞,「列強に伍する」「先輩に伍して活躍する」,,,他と同等の位置に並ぶ・肩を並べる・仲間に入る,
こすれる,擦れる,ラ行下一段,自動詞,「かかとがこすれて痛む」,相互「こする」,,物と物とがすれあう・強くすれる。「すれる」と同字,
【こそ】
こそぐ,刮ぐ,ガ行五段,他動詞,「餅のカビを刮ぐ」,,,削りとる・こそげる,
こそげる,刮げる,ガ行下一段,他動詞,「金具のサビを刮げる」,,,物の表面を削る・付着物を削り落とす,
ごそつく,ごそつく,カ行五段,他動詞,「ネズミがくずかごをごそつかせている」,,,ゴソゴソと音がする,
こぞる,挙る,ラ行五段,他動詞,「精鋭を挙る」,,,残らず集める,
【こた】
こたえる,応える,ア行下一段,自動詞,「期待に応える」「要求に応える」「手を振って応える」「寒さが骨身に応える」「父の死が応えた」「やまびこが応える」,,,働きかけに対してそれに沿うような反応を示す・応じる、外からの刺激を身に強く感じる、反響する・こだまを返す,
こたえる,堪える,ア行下一段,自動詞,「堪えられない暑さが続く」「これだけあれば一年くらいは堪える」,,,耐える・こらえる・我慢する、耐え続ける・保つ,
こたえる,堪える,ア行下一段,自動詞,「最後まで踏みこたえる」「持ちこたえる」,,,補助動詞。耐え続ける・保つ,
こたえる,答える,ア行下一段,自動詞,「元気よく、はい、と答える」「設問に答えなさい」,,,相手からかけられた言葉に対して返事をする、質問や問題に対して回答を出す,
ごたつく,ごたつく,カ行五段,自動詞,「出入り口がごたつく」「大掃除でごたついている」「相続問題でごたつく」,,,整理がつかず混乱する・混雑した状態になる・ごたごたする、争いごとが起きて揉める・紛糾する・もつれる,
こだわる,拘る,ラ行五段,自動詞,「些細なミスに拘る」「形式に拘る」,,,ちょっとしたことを必要以上に気にする・気持ちがとらわれる・拘泥する。「かかわる」と同字,
【こち】
ごちゃつく,ごちゃつく,カ行五段,自動詞,「家の中がごちゃついて足の踏み場もない」,,,物がまとまりなく集まって雑然としている・ごちゃごちゃする,
【こつ】
こづきだす,小突き出す(小衝き出す),サ行五段,他動詞,「雨の中へ小突き出される」,,,こづいて外へ追い出す。「突」は突き当たる・ぶつかる・突き出る・しのぐ・冒す、「衝」は当たる・突き当たる意,
こづきまわす,小突き回す(小衝き回す),サ行五段,他動詞,「数人に囲まれて小突き回された」「会議でなんだかんだと小突き回された」,,,相手の体をつついたり上体を掴んで揺すったりする、しつこくいじめる・意地悪くして苦しめる。「突」は突き当たる・ぶつかる・突き出る・しのぐ・冒す、「衝」は当たる・突き当たる意,
こづく,小突く(小衝く),カ行五段,他動詞,「肘で小突く」「嫁を小突いてばかりいる」,,,相手の体を指先などでちょっと突く・押さえて揺する、いじめて苦しめる。「突」は突き当たる・ぶつかる・突き出る・しのぐ・冒す、「衝」は当たる・突き当たる意,
ごったがえす,ごった返す,サ行五段,自動詞,「帰省客でごった返す」「引っ越しで家の中がごった返している」,,,ひどく混雑する・整わず雑然としている,
【こて】
ごてつく,ごてつく,カ行五段,自動詞,「陳列棚がごてつく」「ごてついたネオン広告」「交渉がごてついて手間取る」「反対派がごてつく」,,,秩序なく入り乱れている・ごてごてしている、いざこざが起こる・紛糾する・ごたつく、くどくど不平や文句を言い立てる,
ごてる,ごてる,タ行下一段,自動詞,「契約金でごてる」,,,ぐずぐず不平や文句を言う・相手に無理なことを言う,
【こと】
ことかく,事欠く,カ行五段,自動詞,「食べ物にも事欠く始末」「言うに事欠いて家族の悪口までしゃべるとは」,,,物が不足する・なくて不自由する、(「〜にことかく」の形で)他に適当なことがあるのによりによってわざわざそんなことをする,
ことかわる,事変わる,ラ行五段,自動詞,「以前とは事変わってカラフルな制服が多くなった」,,,様子が違う・趣が変わる,
こときれる,事切れる,ラ行下一段,自動詞,「救急車が来たときにはすでに事切れていた」,,,息が絶える・死ぬ,
ことさらめく,殊更めく,ラ行五段,自動詞,「あまり褒めるのも殊更めいてかえっておかしい」,,,わざとらしく見える・わざとらしくなる,
ことたりる,事足りる,ラ行上一段,自動詞,「さしあたりこれだけあれば事足りる」,,,十分である・用が足りる・間に合う,
ことづかる,言付かる(託かる),ラ行五段,他動詞,「父への手紙を言付かる」「帰社が遅れると同僚から言付かった」,相互「ことづける」,,伝言したり品物などを渡したりすること・人から頼まれる・言いつかる・ことづけられる。「託」は「ことづける」からの変化,
ごとつく,ごとつく,カ行五段,自動詞,「砂利道をごとつきながら荷車が行く」,,,ゴトゴトと音がする・ゴトゴトと動く,
ことづける,言付ける(託ける),カ行下一段,他動詞「明日来るように言付ける」「手紙を添えて新築祝いを言付ける」,相互「ことづかる」,,人に頼んで伝言や品物を取り次いでもらう。「託」は「かこつける」と同字,
ことなる,異なる,ラ行五段,自動詞,「兄弟でも性格は異なる」「習慣が異なる」,,,違いがある・別である,
ことほぐ,寿ぐ(言祝ぐ),ガ行五段,他動詞,「古希を寿ぐ」,,,喜びや祝いの言葉を述べる・言葉で祝賀する,
こどもじみる,子供染みる,マ行上一段,自動詞,「子供じみた仕草」,,,言うことや行ないが子供っぽく見える,
ことよせる,事寄せる,サ行下一段,自動詞,「仕事に事寄せては遊びに出かける」,,,他のことに託して事をなす・かこつける・口実にする,
ことわる,断る,ラ行五段,他動詞,「本題に入る前に断っておく」「断って早退する」「誘いを断る」「借金を断られる」「周知の事実だからここに断るまでもないことだが」「今月限りで取引を断る」「定期購読を断る」,,,あらかじめ知らせておいて了解を得る・許しを得る、相手の申し出などに応じられないことを告げる・拒絶する・辞退する、念の為に言う、契約や雇用などの関係を打ち切る,
【こな】
こなす,熟す,サ行五段,他動詞,「胃腸で食べ物をこなす」「畑の土をこなす」「数カ国語をこなす」「新型の機器をこなす」「ノルマをこなす」「在庫品をこなす」,,,食べたものを消化する、固まっているものを細かく砕く、技術などを習って思うままに使う・身につけた技術でうまく扱う・自在に扱う、与えられた仕事などをうまく処理する、売りさばく,
こなす,熟す,サ行五段,他動詞,「使いこなす」「乗りこなす」「読みこなす」,,,補助動詞。自分の思いのままにする意,
こなれる,熟れる,ラ行下一段,自動詞,「胃の具合が悪く、食べ物がよくこなれない」「人間がこなれてきた」「芸がこなれる」「こなれた文章」,,,食べた物が消化される、世慣れて円満になる・かどがとれる、物事に熟練する・無理なく思いのままに運用できるようになる,
【こね】
こねあげる,捏ね上げる,ガ行下一段,他動詞,「パンの記事をこねあげる」,,,よくこねて作る,
こねあわす,捏ね合わす,サ行五段,他動詞,「バターと砂糖をこね合わす」,,,「こねあわせる」に同じ,
こねあわせる,捏ね合わせる,サ行下一段,他動詞,「卵黄と小麦粉をこね合わせる」「あれこれ都合のよいようにこね合わせた話」,,,手で練るようにしてよく混ぜる、いろいろなものを一緒くたにして無理に形を整える,
こねかえす,捏ね返す,サ行五段,他動詞,「そば粉を何度もこねかえす」,,,何回も繰り返してこねる・こねくりかえす,
こねくりかえす,捏ねくり返す,サ行五段,他動詞,「赤土をこねくりかえす」「理屈をこねくりかえす」「言葉を頭の中でこねくりかえす」,,,何度もよくこねる、いじりまわして物事をわかりにくくする,
こねくる,捏ねくる,ラ行五段,他動詞,「泥をこねくる」「話しながらハンカチをこねくる」「理屈ばかりこねくって動かない」,,,何度もこねる・いじくりまわす、くだくだ考えたり言ったりする,
こねまわす,捏ね回す,サ行五段,他動詞,「粉に水を加えてこねまわす」「ごたごたと理屈をこねまわす」,,,何度もこねてかきまわす、何度もあれこれしつこく考えたり言ったりする,
こねる,捏ねる,ナ行下一段,他動詞,「小麦粉をこねる」「粘土をこねて土器を作る」「投手が新しいボールをこねる」「駄々をこねる」「屁理屈をこねる」,,,粉状の物に水などを加えて練る・粘り気のある塊などを練ってある形にする・またそのような動作をする、筋の通らない理屈などを繰り返ししつこく言う・また無理なことをあれこれ言って困らせる。「つくねる」と同字,
ごねる,ごねる,ナ行下一段,他動詞,「待遇が悪いとごねる」,,,いろいろ不平を言う・くどくどと文句をつける・ごてる,
【この】
このむ,好む,マ行五段,他動詞,「甘いものを好む」「推理小説を好む」「組み打ちはこっちの好むところ」,,,多くのものの中からとくにそれを好きだと感じる・気に入って味わい楽しむ、とくにそれを望む・欲する,
【こは】
こばむ,拒む,マ行五段,他動詞,「立ち退きを拒む」「申し出を拒む」「敵の侵入を拒む」,,,相手の要求や依頼などを跳ね除ける・受け入れを固く断る・拒否する、進んでくるものを通さないように押さえとどめる・阻む,
【こひ】
こびつく,こびつく,カ行五段,自動詞,「飯粒がこびついた鍋」,,,しっかりとくっつく・こびりつく,
こびりつく,こびり付く,カ行五段,自動詞,「釜のご飯粒がこびりついている」「頭にこびりついて離れない」,,,固くくっついて離れなくなる、考えや印象が強く意識に残る,
こびる,媚びる,バ行上一段,自動詞,「権力者に媚びる」「観客に媚びる演技」「媚びるような目つき」,,,他人に気に入られるような態度をとる・機嫌をとる・へつらう、女が男の気を惹こうとして艶めかしい態度や表情をする,
【こほ】
こぼす,零す(溢す),サ行五段,他動詞,「水をこぼす」「ご飯をこぼす」「あせって返球をこぼしてしまう」「思わず涙をこぼす」「よだれをこぼす」「笑みをこぼす」「愚痴をこぼす」「仕事がつまらないとこぼす」,相互「こぼれる」,,容器をうっかりひっくり返したり傾けたりして中に入っているものを外へ出してしまう・液体や粉末や粒状のものをようきなどからあふれさせたり物の間から漏らしたり外へ取り落とす、涙などを不覚にも落とす、嬉しさなどの感情を表に出す、不満や泣き言などを胸に納めておけないでつい人に言ってしまう・ぶつぶつ言って訴える。「零」はあまる・あまり・はした、「溢」は水がいっぱいになってこぼれ出る意,
こぼれおちる,零れ落ちる,タ行上一段,自動詞,「地面にこぼれ落ちた米を鳥がついばむ」「とめどもなく涙がこぼれ落ちる」「桜の花びらがこぼれ落ちる」「リストからこぼれ落ちる」「笑みがこぼれ落ちる」,,,容器などからあふれて落ちる・漏れ出て落ちる、散って落ちる、脱け落ちる、感情などが心に納めきれなくて思わず表に現れてしまう,
こぼれかかる,零れ懸かる,ラ行五段,自動詞,「コップの水がこぼれかかるほどひどく揺れた」,,,こぼれそうになる,
こぼれる,毀れる,ラ行下一段,自動詞,「刀の刃がこぼれる」,,,欠け損じる,
こぼれる,零れる(溢れる),ラ行下一段,自動詞,「コップの水がこぼれる」「袋から米がこぼれる」「葉の間から日差しがこぼれる」「忍び泣きの声がこぼれる」「笑った口元に白い歯がこぼれる」「笑みがこぼれる」「色気がこぼれる」,相互「こぼす」,,液体や粉末や粒上のものなどが容器などから外へ出る・すきまなどから漏れ落ちる、音や光やにおいなどがある範囲を超えたり隙間から漏れたりして外に出る・隠されていたものが思いがけなく外に出る、感情などが外に現れ出る。「零」はあまる・あまり・はした、「溢」は水がいっぱいになってこぼれ出る意。「溢れる」は「あふれる・あぶれる」と同字,
【こま】
ごまかす,ごまかす,「笑ってごまかす」「年をごまかす」「世間をごまかす」「帳尻をごまかす」「不良品をごまかして売る」,,,本心を見破られないように話をそらしたりでまかせを言ったりしてその場やうわべを取り繕う、人目を欺いて不正をする,
こましゃくれる,こましゃくれる,ラ行下一段,自動詞,「こましゃくれて可愛げのない子ども」,,,子どもの仕草や口の利き方などがませていて変に大人びている・こまっしゃくれる,
こまちゃくれる,こまちゃくれる,ラ行下一段,自動詞,「こまちゃくれた女の子」,,,「こましゃくれる」の音変化,
こまぬく,拱く,カ行五段,他動詞,「手をこまぬいて待つ」,,,(「腕をこまねく」などの形で)何もしないで傍観する,
こまねく,拱く,カ行五段,他動詞,「腕をこまねいてみている」,,,「こまぬく」の音変化,
こまりきる,困り切る,ラ行五段,自動詞,「金がなくて困りきる」,,,すっかり困る,
こまりぬく,困り抜く,カ行五段,自動詞,「困り抜いて親類に相談に行く」,,,徹底的に困る・困って手の施しようがない,
こまりはてる,困り果てる,タ行下一段,自動詞,「万策尽きて困り果てる」,,,困って途方にくれる・まったく困ってしまう,
こまる,困る,ラ行五段,自動詞,「返事に困る」「聞き分けがなくて困る」「あいつときたら困ったもんだ」「人手が足りなくて困っている」「家が狭くて困っている」「人に知られては困る問題」「隣の騒音に困っている」,,,ある物事をどう判断や処理してよいかわからず悩む・取扱が厄介で苦しむ・困惑する・持て余す・手を焼く、つらいことがあって苦しむ・難儀する、不都合である・迷惑する,
【こみ】
こみあう,込み合う(混み合う),ワ行五段,自動詞,「週末で列車が込み合う」,,,大勢の人や多くの物事が一箇所に入り混じる・雑踏する,
こみあげる,込み上げる,ガ行下一段,自動詞,「涙がこみ上げる」「怒りがこみ上げる」「吐き気が込み上げる」,,,喜怒哀楽の激しい感情が湧き上がって胸がいっぱいになる・こらえきれずにあふれ出る、胃の中のものが突き上げるように口の方へ出てくる,
こみいる,込み入る,ラ行五段,自動詞,「込み入った事情」「筋の込み入った推理小説」,,,いろいろなものが複雑に入り組んでいる,
【こむ】
こむ,込む(混む),マ行五段,自動詞,「銭湯が混んでいる」「道路が車で混んでいる」「日程が混んでいる」「負けが込んでいる」,,,ひとつのところに多くの人や物が集まっていっぱいになる・混雑する・物事が一度に重なる。「込」は入り込む・こもる・集まる・混雑する・精密や精巧である、「混」は混入の意,
こむ,込む,マ行五段,自動詞,「手の込んだ細工」,,,仕組みが複雑に入り組む・精巧である,
こむ,込む,マ行五段,自動詞,「風が吹き込む」「飛び込む」「殴り込む」「書き込む」「詰め込む」「呼び込む」「座り込む」「黙り込む」「冷え込む」「老い込む」「教え込む」「煮込む」「使い込んだ万年筆」,,,補助動詞。中に入る・中に入れる・ある状態をそのままずっとしつづける・すっかりその状態になる・徹底的に事を行う,
【こめ】
こめる,込める(籠める),マ行下一段,他動詞,「弾を込める」「力を込める」「願いを込める」「真心を込めた贈り物」「税金を込めた価格」「霧が込める」,,,ある物の中にしっかり収め入れる・詰める、その中に十分に含める・とくにある感情や気持ちを注ぎ入れる、ある範囲に別物を含める、霧や煙などがあたり一面に広がる・たちこめる。「込」は詰める・入れる・とじこめる・つつむ・含める・集中する、「籠」はカゴに入れる・つつむの意,
【こも】
こもる,籠もる(隠る),ラ行五段,自動詞,「山に籠もる」「書斎に籠もって執筆する」「自分の殻にこもる」「陰にこもる」「寺に籠もる」「城に籠もる」「声がこもってよく聞こえない」「臭いがこもる」「会場に人の熱気が籠もる」「力のこもった演技」「熱のこもった言葉」「心の籠もった贈り物」「怒りの籠もった声」,,,中に入ったまま外に出ないでいる・引きこもる・外との繋がりを断って中に深く入り込む・閉じこもる、祈念するために社寺に泊まり込む・おこもりをする、城などに入って敵から防ぎ守る・立てこもる、音声が中に閉じ込められた状態で外にはっきり伝わらない・くぐもる、気体などが外に出ないでいっぱいに満ちる・充満する、力やある感情などがそこにいっぱいに含まれる。「籠」はしのぶ・かくれる・家の中にいて外へ出ない・城に立てこもる・祈願のために神社仏閣に泊まり込む、「隠」は人目をしのぶ意,
【こや】
こやす,肥やす,サ行五段,他動詞,「痩せた土地を肥やす」「豚を肥やす」「私腹を肥やす」「舌を肥やす」,相互「こえる」,,肥料などを施して地味を良くする、栄養を与えて太らせる、不当に利益を得させる、経験を積んで物の善し悪しを判断できる能力を豊かにする,
【こら】
こらえる,堪える,ア行下一段,他動詞,「痛みをこらえる」「飢えや寒さをこらえる」「怒りをこらえる」「笑いをこらえる」「強烈な寄りをこらえる」「今度だけはこらえてやろう」,,,苦しみなどに耐えて我慢する・辛抱する、感情などを抑えて表にあらわさない、外から加えられた力に耐える・持ちこたえる、堪忍する・許す。「たえる」と同字,
こらしめる,懲らしめる,マ行下一段,他動詞,「いたずらを懲らしめる」,,,制裁を加えたりして二度としないようにさせる・懲らす,
こらす,懲らす,サ行五段,他動詞,「悪を懲らす」,相互「こりる」,,懲らしめる,
こらす,凝らす,サ行五段,他動詞,「瞳を凝らす」「息を凝らす」「工夫を凝らす」「意匠を凝らす」,相互「こる」,,心の働きを一つのものやところに集中させる、一心に考えを巡らす、凝り固まるようにする,
ごらんなさる,御覧なさる,ラ行五段,他動詞,「ご覧なさったら次にお回しください」「お手本をよくご覧なさい」「ご覧なさい、私の忠告したとおりになったでしょう」「ご覧、あの山を」,,,「見る」の尊敬。命令形は「ご覧なさい」。「ごらん」とも,
ごらんなさる,御覧なさる,ラ行五段,他動詞,「今お前に死なれてご覧なさい、どんなことになるか」「耳を澄ましてご覧なさい」「美味しいから食べてご覧」,,,補助動詞。「〜てみなさい」の尊敬や丁寧また「〜した場合には」の意にも用いる。「ごらん」とも,
【こり】
こりかたまる,凝り固まる,ラ行五段,自動詞,「壺の中で砂糖が凝り固まる」「道徳観念に凝り固まった人」「凝り固まった表情」,,,物が凝って固くなる、一つのことにだけ熱中して他のことを顧みなくなる、こわばる,
こりる,懲りる,ラ行上一段,自動詞,「二度の失敗ですっかり懲りた」,相互「こらす」,,失敗してひどい目に遭いもうやるまいと思う,
【こる】
こる,凝る,ラ行五段,自動詞,「盆栽に凝っている」「ゴルフに凝る」「家の作りに凝る」「凝った衣装をまとう」「肩が凝る」,相互「こらす」,,ある物事に熱中して打ち込む・ふける、細かいところまで心を用いる・工夫や趣向を凝らす、血行が悪くて筋肉が貼って固くなる,
【ころ】
ころがす,転がす,サ行五段,他動詞,「丸太を転がす」「車を転がす(自動車を運転する)」「テーブルの上のコップを転がす」「土俵の中央に転がす」「習作の数々を仕事場の片隅に転がしてある」「土地を転がす」,相互「ころがる・ころげる」,,力を加えて転がるようにする・ころころと回転させて動かす、立っているものを倒す・ひっくり返す・横転させる、物を無造作に放っておく、値段を釣り上げるため転売を繰り返す,
ころがりおちる,転がり落ちる,タ行上一段,自動詞,「ベッドから転がり落ちる」「斜面を転がり落ちる」「日本一の王座から転がり落ちる」,,,転がりながら落ちる・ころげおちる、高い地位から一挙に低い地位に下る・ころげおちる,
ころがりこむ,転がり込む,マ行五段,自動詞,「ボールが庭に転がり込む」「事故の知らせに警察が転がり込む」「遺産が転がり込む」「無一物で伯父の家に転がり込む」,,,転がるようにして入り込む、慌てふためいて入り込む、予期していなかったものが急に手に入る、他人の家に入り世話になる,
ころがる,転がる,ラ行五段,自動詞,「十円玉が転がる」「つまずいて転がる」「畳の上に転がって新聞を読む」「消しゴムや鉛筆が転がっている」「うまい話はそう転がってはいない」「どう転がっても損はない」,相互「ころがす」,,ころころと回転しながら進む・ころげる、立っていたものが倒れる・転ぶ・ころげる、体を横にする・寝転がる、無造作に雑然と置かれたように物がある・どこでも見かける珍しくもないものとして存在している、物事の成り行きが変わる・形勢が変化する,
ころげおちる,転げ落ちる,タ行上一段,自動詞,「崖から転げ落ちる」「階段を転げ落ちる」,,,転んで落ちる・転がりながら落ちる,
ころげこむ,転げ込む,マ行五段,自動詞,「思わぬ幸運が転げ込む」「友人のアパートに転げ込む」,,,「ころがりこむ」に同じ,
ころげまわる,転げ回る,ラ行五段,自動詞,「転げ回って苦しむ」,,,あちらこちらへ転がって動きまわる,
ころげる,転げる,ガ行下一段,自動詞,「転げるようにして坂を駆け降りる」「つまずいて転げる」,相互「ころがす」,,ころころと回転しながら進む・ころがる、立っていたものが倒れる・転ぶ・ころがる,
ころす,殺す,サ行五段,他動詞,「首を絞めて殺す」「虫も殺さぬ顔」「惜しい人を殺したものだ」「息を殺して潜む」「感情を殺す」「声を殺して笑う」「球速を殺したカーブ」「せっかくの才能を殺してしまう」「濃い味付けで素材の旨味を殺している」「男を殺す眼差し」「牽制球で走者を殺す」「端の石を殺す」,,,生命を絶つ・命を取る・死に至らせる・死なせる、かづ等や動作を抑えとどめる・勢いを弱める、その人や物がもつ能力や素質や長所などを発揮できない状態にする・特性や持ち味などをダメにする、相手を悩殺する・惑わせる、競技やゲームなどで何かの方法によって相手方が活動できないようにする,
ころす,殺す,サ行五段,他動詞,「褒め殺す」,,,補助動詞。嫌になるほどその動作をする意,
ごろつく,ごろつく,カ行五段,自動詞,「遠くで雷がごろつきだした」「この道は石がごろついて歩きにくい」「毎日盛り場でごろついている」「目がごろつく」,,,ゴロゴロと音をさせる、ゴロゴロと転がる・物がゴロゴロしている、一定の住所や職業もなくぶらぶらしている、目などに異物があってすっきりしない,
ころばす,転ばす,サ行五段,他動詞,「ボールを転ばして遊ぶ」「足を払って転ばす」,相互「ころぶ」,,丸い物を回転させる・ころがす、立っているものを倒す,
ころぶ,転ぶ,バ行五段,自動詞,「子犬が転ぶように駆けてくる」「ぬかるみで滑って転んだ」「どちらへ転んでも大勢は変わらない」「金に転んで言いなりになる」,相互「ころばす」,,ころころと回転しながら進む・ころがる、体のバランスを失って倒れる・転倒する、物事の成り行きが他の方向に変わる・事態がある方向へ向かう、権力や誘惑に負けて今までの主義主張などを変える・転向する,
【こわ】
こわす,壊す(毀す),サ行五段,他動詞,「家を壊す」「コップを壊す」「おもちゃを壊す」「腹を壊す」「テレビを壊す」「鍵を壊す」「話を壊す」「計画を壊す」「縁談を壊す」「一万円札を千円札に壊す」,相互「こわれる」,,物に力を加えて元の形を崩したり失わせたりする・砕いたり破ったりして使用できないようにする・破壊する、機能を持っているものに障害を起こさせる・本来の働きを損なう・故障させる、まとまっていた物事や状態を崩してダメにする・つぶす、高額の貨幣を少額の貨幣に替える・くずす。「壊」はやぶる・くずす、「毀」はこぼつ・こぼれる意,
ごわつく,強つく,カ行五段,自動詞,「糊のきいた浴衣がごわつく」,,,紙や布などがごわごわした感じがする,
こわばる,強張る,ラ行五段,自動詞,「靴の革が雨に濡れてこわばる」「緊張のあまり顔がこわばる」,,,やわらかいものが固くなる・不自然に突っ張る・ごわごわする,
こわれる,壊れる(毀れる),ラ行下一段,自動詞,「箱が壊れる」「茶碗が粉々に壊れる」「台風で家が壊れる」「無電装置が壊れる」「水道の蛇口が壊れる」「縁談が壊れる」「気分が壊れる」「バランスが壊れる」「熱を加えると有効な成分が壊れる」「千円札に壊れませんか」,相互「こわす」,,力が加えられて物の元の形がゆがんだり失われたりする・物が砕けたり破れたりする・破壊される、機能に故障が起きる・本来の働きを失って役に立たなくなる、まとまっていた物事や状態がうまくいかなくなる、元の成分が失われる、高額の貨幣が少額の貨幣になる。「壊」はやぶれる・くずれる、「毀」はこぼつ・こぼれる意,
【こん】
こんがらかす,こんがらかす,サ行五段,他動詞,「話をこんがらかす」,,,物事がこんがらがるようにする・こんぐらかす,
こんがらかる,こんがらかる,ラ行五段,自動詞,「毛糸がこんがらかる」「頭がこんがらかる」,,,糸などがもつれて絡まる・もつれる・こんぐらかる、物事がうまくまとまらず混乱する・こんぐらかる。「こんがらがる」とも,
こんぐらかる,こんぐらかる,ラ行五段,自動詞,「頭がこんぐらかる」「糸がこんぐらかる」,,,「こんがらかる」に同じ,
こんじる,混じる,ザ行上一段,自動詞,「貝が砂に混じる」,,,「こんずる」の音変化。「まじる」と同字,
こんずる,混ずる,サ行変格活用,自動詞,「不純物が混ずる」「塗料に溶剤を混ずる」,,,ある物に他の物がまじる・ある物に他の物をまぜる・こんじる,
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