第100話 仁ノ緒
「
文句を
「なにか文句でもあるのか! むしろありがたく思え!」
喧嘩腰の二人を見つめながら、
「ここ……オレちゃん達だけみたいっスね……。どうするんスか?」
「あら? 奇遇ですこと。わたくしもそちらに向かう予定でしてよ?」
「奇遇だな
どうやら二人で先導するつもりらしい。
****
しばらくして嫌な気配を感じ取り、
「お待ちしておりました。
そう告げて深々と頭を下げると、
「それでは……殺し合いと、参りましょう……!」
敵意を込めた声色で、
「
途端に彼女の姿が変わって行く。身体は倍以上になり、全身から
「なっ!?
「……っ! 来るっスよ、
「わ、わかっている!
「
彼女の後方に咲いていた花から、
「がはっ!」
「
結界を破られたダメージをもろに受けた
「……わたくしも行かせてもらいますわよ!
得意の技で
だが。
「……ふふふ。ぬるい……ぬるいわ人間ども! それで我らに……敵うものかぁ!!」
絶体絶命の危機だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます