第97話 動き出す
「……それで姉さん。
いつもとは違う、
「あんねー? めっちゃいい
そこまで区切ると、
「そんな……ことが……? でも、それでも
「
「ワタシちゃん達の生き方は~自分達で切り開く! ってあの時に指切りげんまんしたでしょーが~。だから、ね? ワタシちゃん達なら……いや、姉弟だけじゃなくって、仲間達もいれば……それで
「……そうっスね……。確かにそうだ。
ようやく素直になった
****
「
「どうなさいますか、市長」
秘書、
「こちらの手札であるトクタイにひとまずは任せようじゃないか。なぁに、今年は
微笑むと
「うむ、やはり美味しいな。君が入れた茶は」
「もったいないお言葉です。では、予定通りに。……いいですね?」
突然話を振られて、
「……借りは必ず返しますよ。市長。
それだけ言い残すと、ルッツは部屋を後にした。その背中を見送ると、
「……あの男、好きにさせてよろしいのですか?」
****
トクタイ、
「貴様ら! そろそろ時間だ!」
Eチームと
「うむ! 得る物は互いにあったようだな? では! 解散し、休め!
「その……ありがとうございました」
「いえいえ。素敵な
「
「あ、
「あら? わたくしはそのつもりでしたけれど?」
あっさりと告げる
「ちょ!
そんな二人の様子を見て、
「ぐぬぅ……
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