第73話 宿命の
「お、前は!」
「……
「……はい」
二人の会話にすずめが
「あっれ~?
一端言葉を区切ると、すずめは腰に両手を回す。
「で・も~?
「ハイ、ゴ主人様御用デスカ?」
「……
「いいねぇ~♪ その目、ゾクゾクするよ……。ボクはね? かわいいものが好きなんだ~♪ 男も女も・ね?」
「……お前の話なんてどうでもいい……」
「ふふふ……あはははは! いいよ~遊んであ・げ・る♪ あ。スカーレット、そっちは殺していいよ」
冷めた声ですずめがスカーレットに声をかける。彼女は両手をかざし、
「了解デス。ゴ主人様」
「
スカーレットは表情を変えるこなく、一言呟いた。
「奪イマス」
どこまでも無機質な声色のスカーレットに、すずめが
****
その頃。
「ふむ。やはり
「……てめぇら、マジでなんだよ!? 答えろや!!」
「……答える義理はない。
「っな!? その姿は!?」
人間の顔に
思わず言葉を失う
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