第58話 それぞれの課題
「では、AチームとEチームでそれぞれ混合パーティを組んで、逃げ出した
ルッツがそう
「んだよ? これ? 俺様は……」
「礼儀知らずな
文句を言おうとする
その様子を普段なら
状況がつかめないだけに、
「よしよし! さぁ、さっさと始めようじゃないか!」
まるで
****
『逃げ出した
ルッツのおおざっぱすぎる指示のもと、くじで決まった組み分けで山の中を進む。くじわけの結果、
(それにしても……なんなんだ? この二人というか、
ネイビーの髪色に青と緑のメッシュに眼鏡。鋭い目つきが余計に威圧されている感じがして、
「おい、
》である!」
「あの、
「そのまんまの意味だが?」
意味がわからず、
「
「……世間知らずなのはどっちかしらね?」
口を挟んだ
「なんだと
「あら? 喧嘩なら買うわよ? だって……ワタシの
「ちょっと! こんなところでやめてくださいよ!
「そ、そうでございますよ! 色々と困ります! はい!」
さすがの
****
「おい、貴様。わざとなのはいいが、本当に収集つくのだろうな?」
八人が
「大丈夫さ。彼らにはそれぞれの課題がある。それに向き合ってもらおうと思ってね? ほら、Eチームはチームワークは悪くない。けど、戦闘力に難がある。そして、Aチームは個々の戦闘力こそ高いが、
話を振られた
「そうねぇ……。そうかも、ねぇ?」
「全く、貴様らという奴は……!」
ぼやく齋藤と呑気なルッツと
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます