第53話 疑問と望み
「とりあえず、
「うっ……」
「
「ありがとうございます、
「割って入ろうにも、ヒートアップしていて入れねぇ……」
「いや……あれは仕方ないっスよ。互いに分割された
そもそも
「てかよ、今思ったんだが……。
「んん?
「
「……確かにー!
二人の言葉に
「えっ? じゃあ、
「……いずれにせよ、片割れだのなんなの言うってことは、そういう可能性もあるんじゃねーの? なら……」
「あのサーシャとか言うヤツ、男と女どっちなんだろうな?」
****
「あはははは!」
「
黒い
「あれあれあれ? どうしたのかな、
「これが
そう口では言うものの
(おかしい! 全盛期の力には及ばぬ! なんだというのだ?)
サーシャを
(そうか! "負の感情"と"力"があの小僧めにいっておるのか!)
"正の感情"と"知識"が
「どうしたのさ! さぁ、どんどん来なよ!」
なおも攻撃の手を
「ん? 本当にどうしたのさ?
「小僧に問いたい。望みはなんだ?」
そう
「……どういう意味さ?」
すると、"彼"はハッキリと告げる。
「言葉の通りだ。何が欲しい? 言ってみろ。可能な限り、叶えてやるぞ?」
まるで宣言するかのように。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます