第48話 白状
その頃、
「
暗くなった街明かりを見つめながらそう呟けば、背後から返事が帰って来る。
「いかがされますか?」
「ここはトクタイの若手に期待しようじゃないか。
「では、そのように」
****
その日の夜。
――
――動かなくなった
――僕は、その光景がたまらなく気に入った……。
――だから……。
「違う! それは僕じゃない!! 僕は、
大きな声を張りあげて起き上がれば、自身のベッドで寝ていた
「
声をかけられ、答えようとした瞬間。ノックもせずに
「どうした!? すげぇ声が聴こえたぞ!?」
最近の
「あの……
「んなこと言ってる場合か! おい
ひと通り話を聞いた
「バカ野郎が……。そんな
(ここでデレてどーすんスかね?)
内心で突っ込みながらも
「ま、そーっゆーわけで! 寝れないんなら、いっそゲームでもしちゃったりとか?」
「いや、そこは寝ろや!」
****
翌日。
「な、な、なっ……なんだってぇ!?」
病室内に
「前世の記憶が
「そんな
「はぁ……。とにかく、そういう事情ならあのドッペルゲンガーの話も、悪夢のことも、どうにかしないとじゃないか。うーん、教官にこのことは?」
「とりあえずてめぇに話してからにすることにした」
「教官に話したうえで……許可をもらえればだけどさ。調べてみようよ!」
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