第45話 もう一人の自分
「種族の違い……ですか?」
「そそ。
そこで言葉を切ると、
「んで、オレちゃんの
「えっと、つまり……。
「そーゆーこと。ってか、急にどーしたん?」
「今入ってもよろしいでございましょうか……? あ、僕でございます。
室内に入って来た
「僕! ドッペルゲンガーを見たかもしれないのでございます!!」
その言葉に
「えっ……?」
「
二人がそう言えば、
「違うのでございます! と、とにかく話を聞いて下さいませ!」
そう
****
それは昨夜のこと。
『ねぇ……
****
「ということなのでございます。はい」
「あー……
「そーっスよ。考えすぎっしょ~」
二人に言われても、
「いいえ! いいえ! あれは絶対、ドッペルゲンガーでございますよ! 僕は、し、死んでしまうのでございましょうか!?」
とうとうそんなことまで言い出す
「そいじゃー、
そう冗談めかして
「ありがとうございます! そうさせていただきたくぞんじます! はい!」
「マジか」という
「それでは
(もう一人の自分、か。
深く考えるのをやめ、ベッドに横になった。
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