第39話 無知性妖魔
洞窟内に一歩足を踏み入れただけで、冷たい空気と
「……おい、てめぇはもうちっと緊張感を持てや!」
たまりかねた
「えっ? 緊張はしているのでございますが?」
「そういう意味じゃねぇんだよ!」
とうとう怒り出す
「まーまー、
「今は仲間割れしてる場合じゃないからさ!
二人にたしなめられたため、
「ふん。おら、ノー天気バカは置いといてさっさと行くぞ!」
それを受けて
「あの、僕はなにかしたのでございましょうか?」
呑気にいう空飛の声が聞こえて来たのを無視して。
****
洞窟内を進むこと数分で、奥から次々と
「うーん? こっれーが、"
"
「こいつらを根絶やしにすりゃいいんだろ? やってやるよ!」
「僕も頑張らせていただきます。はい」
「そいじゃま~やるっスかー」
口々に声をあげる三人に
「
「僕も行かせていただきます! はい!」
「ハッ! 俺様だってやれんだよ! おっらぁ!!」
得意げな彼女に、
「お~みんなやるっスね~。オレちゃんは、どーすっかにゃー?」
その時だった。
「ん!? なんか、
「くっそ!
あわてて彼女のもとへ駆け寄るも、ひび割れはあっという間に広がり、足元が崩れ落ちて行く。
「なっ!?」
ようやく
「
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