第38話 新たな任務
「おせぇーぞ」
「まぁまぁー五分前には来たんスから~」
「
食ってかかる
「あの……それだと毎回ギリギリな僕は、一体どうなるのでございましょうか?」
「……てめぇはもう、そーゆうもんだろ? んで? 遅れた理由はなんだよ?」
「っ! そ、れは……。その……親の見舞いだよ。ま、まぁ、今度から気を付けるからさ!
少し言葉に詰まりながらもそう答えれば、さすがの
「ところで、教官おそいでございますね?」
****
齋藤が室内に入り四人を確認すると、今回の召集内容について話し出した。
「今回の任務内容を説明する! "名もなき
その言葉に、
「チッ。
そんな彼女に対し、齋藤が鋭い視線をやる。
「
「ぼ、
「……場所はどこっスか?」
「山岳地帯の洞窟内だ。地図と車の手配は済んでいる! では出動せよ!」
いつも通りの齋藤の
四人の返事に齋藤は満足げに
****
駐車場に着くと
「さってーと?
「はい!
そう
****
「……ここかぁ。なんか、不気味だなぁ?」
山岳地帯入り口付近の駐車場に車を置き、徒歩で目的地まで来たところで思わず
山をくりぬいたかのような洞窟から、奥にうごめく
「まさにホラーのようでございますね!」
三人は思わず絶句してしまった。しばらくの沈黙の後、
「……
四人は
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