第21話 もう一人の鬼神
資料室付近に着いた
「……
全員で振り向けば、そこには長い金髪をツインテールにした、赤い
その少女は
「……久しぶり」
「……
そう
(えっ、なんなんだ……この、なんとも言えない空気は?)
「あの、お
「……コイツは
「……
その少女、
(
「うーん。いとこちゃんてことは、”
「……そういうアナタは
逆に
「
まるでなにかを誤魔化すように答える彼に、さして興味もないのか
「……そう。
なんとも言えない空気感に、
(なんだこの空気……っていうか、
とても口を挟める雰囲気ではないと感じ、黙って見守っていれば、
「……別に。いつもと変わんねーよ……。もういいだろ? 行くぞ」
「そう。あの様子だと、まだみたいね? まあいいわ。さよなら」
含んだ声でそれだけ言うと、
「ありゃりゃー、行っちった~」
「一体なんだったのでございましょうか?」
「……さぁ?」
状況が飲み込めない三人はしばらく立ち尽くす。しばらくして、
「とりあえず、資料室に入りますか?
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