第15話 それぞれの個性と
共同生活と訓練を開始してから二週間が経った。
その間にも、互いのことが少しづつわかってきた。
まず、
次に
ある意味ギャップが一番激しかったのが
「おい!
今日も、朝一で
(また
歯を磨きながら、そんなことを考える。もはや朝の光景だった。歯を磨き終えた
「ちっ! んだよ?」
「……いや、なんも?」
微妙な空気が二人の間に流れたタイミングで、
「おはようございます。あの、
「あぁ!? てめぇが出したゴミがまた分別できてねぇんだよ! 何度言やあわかんだ!? トリアタマか!」
そう怒鳴られ、
「も、申し訳ございません! つい……!」
「つい……じゃねぇんだよ! ちっ! クソが!」
(
そうなるともうお手上げだ。どうすることもできず、ただ
(正直、他人の機嫌を見ないといけないのって、けっこうしんどいんだけど?)
内心でそう愚痴りながら、
元々は当番制にしようという話だったのだが、
「……いただきます」
誰にともなくそう言うと、サンドウィッチを口に運ぶ。具材はハムにキャベツだ。それに満足しながら食事を
「おっは~。ふあーよく寝たっスー」
「
挨拶を
(朝からよく食べれるよな……)
****
「おはよう。今日も時間に間に合ったようでなによりだ。さて、早速だが本題に入る。本日より
齋藤からそう言われ、四人に気合が入る。いよいよ実戦に近い訓練だからだ。
「いい目だ! では、心してかかるように! 着いてこい!
気づけば、
「みなの
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