第8話 祓神と
「初めましてじゃな。われが
声色と見た目からは想像もできない、神聖さを肌で感じ、
日本における
「なんとその、お呼びすればよろしいのでしこざいましょうか?」
「
釘を刺された
「……るっせぇな……わぁってるってんだ、ちきしょーが! 話はもういいだろうが! 帰るわ」
乱暴に手荷物を持つと、
「……いつかはあの態度も
言うだけ言って齋藤は部屋を出て行き、
「あの、それじゃ解散、しますか?」
「そうっスねー。さんせーい」
「僕もでございます。はい」
(良かった。カギの場所とかわかんなかったからなぁ)
ひとまず安心した
****
「あぁ……疲れた……」
自宅へ戻った
「あっそう、だ。ルッツ先生に、連絡しとかなきゃな……」
今にも閉じそうな目をむりやり開けて、スラックスのポケットからスマホを取り出す。
(毎回思うけど、日本人の顔でルッツって……あきらかに偽名だよなぁ)
出会ってまもなく、何度
「まぁいっか。それより、アドレスっと」
すぐにルッツのアドレスを見つけ、メッセージを送る。
「えっと……」
『こんばんわ、
すぐに返信が着て、
(今……朝の五時なんだけど……)
そう思いながら内容を確認する。
『おめでとう。Eチームとはいえ、入隊出来てなによりさ。それで、今後の事はなんて聞いているんだい?』
ルッツからのメッセージで、そういえば、今後について詳しくは聞いていなかったことに気づく。
(
急に不安になってきたが、それよりも眠くて仕方がない。
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