第13話魔法都市
俺と紅葉は街に来ていた商人に同行して
この国の首都の魔道都市に向かう事にした。
商人は紅葉の祖母の知り合いの商人が街に居たようで、その商人にお願いした。
「初めまして、これからお願いします」
門の外には、馬車を準備して待っていた
商人が立っていた。
「はい、こちらこそ宜しくお願いします」
自分達よりも歳が上なのに
下手に来る感じは商人らしいと思った。
俺と紅葉は荷台に乗って魔法都市を目指した
「これから楽しみだね」
「――うーん」
眠くて適当に返事してしまった
風が暖かく眠気を増長させてくる
「葉ちゃんと話聞いてる?」
「――うーん」
「着きましたよ」
いつの間にか眠ってしまったようだ
眠っている間に魔法都市に着いていた
「紅葉着いたぞ、起きろ」
紅葉も寝ていた様だった
「葉おはよう」
「紅葉着いたぞ」
魔法都市に着いて驚いた
「今日祭りでもあるんですか?」
街では想像も出来ないほど人が溢れていた
何かの祭りでも無いとありえない
「無いと思いますが」
商人が嘘をつくとも思えないので
この光景が日常だと思うと
今までの常識が覆えされた
「凄いよ、凄いよ葉」
紅葉がはしゃぐのも理解できた
夜でも街は明るく
魔法士が箒に乗って空を移動していて
見るもの全てが街とは違っていた。
「ではここで」
「ここまで、ありがとうございました」
商人とは街までの約束だったので、
ここで別る事になった
魔法都市に着いたら
まず最初に会わないといけない人がいた
「何処に居るか分かる?」
「偉そうな人が居そうな建物に行けば居るでしょ」
紅葉は怒りながらそう言った
あの人の話題になると紅葉は機嫌が悪くなる
「あそことか居そうじゃね」
周りを見渡して一番大きな建物を指した
「とりあえず行ってみようか」
俺と紅葉は大きな建物を目指して歩いた
「
建物の受付をしていた方に尋ねた
「居ますが、お名前を聞いても宜しいでしょか?」
「秋月紅葉と夏目葉です」
「確認いたしますので少々お待ち下さい」
そう言うと確認しに行ってくれた
「確認が取れましたので、ご案内致します」
戻って来てくれたのにまた案内をさせて
なんだか悪い気がした
「秋月様、夏目様二名を連れて来ました」
「入って来てもらって」
扉の中から声がした
扉を開けると一人の女性が座っていた
赤い長い髪に眼鏡姿
座っているだけなのに
大人の色気がする不思議な方だ。
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