第10話魔法士vs剣士
俺は一旦休憩する事にした
木にもたれ掛かって座って居ると
凄い眠気が襲ってきた
「眩しい」
気がつくと日が昇り始めていた
俺はいつの間にか眠っていた様だ
「コインは……」
眠っている間にコインが取られてないか
焦ったがポケットの中には
コインが入っていた
「良かった」
コインがあって安心した
俺は情報を得ようと辺りを散策する為に
移動を始めた
「残り二人になりました」
アナウンスが鳴り響いた
眠っている間に人数が減っていた
「後一人で街の外に出れる」
俺はもう一人の残っている人物に心当たりがあり
街の広間に向かった
「最後の一人が
「俺は
将来を有望視されている魔法士だ
師匠の息子なのに剣術を何故か使わず
魔法しか使わないがその魔法が凄かった
魔法は基本の五属性火・水・風・雷・土
魔法士はこの五属性の内の一つの属性しか持っていない事が多いいが偶に二つの属性を持っている事
がある。
大輝は二属性持っている魔法士だ
水と雷の相性の良い二つの属性を持っている
「落ちこぼれのお前がどうやって最後まで残れたんだ?弱過ぎて誰にも相手にされなかったか?」
「そんな訳ないだろ」
「まぁいいかどうせ俺に負ける運命だからな」
「戦ってみないと分からないだろ」
「落ちこぼれは力の差も理解できてないのか」
大輝は完全に油断している
最初の一撃で決めるしかない
大輝が魔法の詠唱を始めた
俺も魔法の詠唱をする
「アクセル」
大輝の雷魔法
「サンダー」
雷が俺に一直線に向かってきた
どうにか避けられた俺は直ぐに
刀に手を置いていつでも攻撃に出れる体制を整えた
大輝も避けられたからか、直ぐに次の魔法を唱え始めた
「ウォーター」
避けるのがやっとで距離を詰められない
このままじゃ負けるどうにか隙を作らないと
「逃げてばっかじゃなくて攻撃してこいよ」
俺も攻撃したいが魔法士と剣士では攻撃の
射程範囲が違い過ぎる
近づければ剣士の俺の方が有利だが近づく事が出来ない
「言われなくても攻撃してやるよ」
賭けに出るしか無かった
大輝はまだ俺がどんな攻撃をするのか見た事がない
攻撃を受けても一撃で終わらせる
捨身の攻撃これに賭けるしか無かった
大輝が魔法詠唱を始めた
「サンダー」
雷を避けて大輝に近づく
普段使っているアクセル寄りも更に
移動速度を上げる
フルアクセル
全魔力を一分間に使う為に一分間しか使えないが
その一瞬が勝負の別れ目だと感じた
「フルアクセル」
一瞬で大輝の近くまで近づいた
大輝は驚いた様で直ぐに魔法を唱えた
「「「近づいてくんじゃねえよ‼︎サンダーー」」」
俺は大輝の攻撃を受けそれでも
加速して近づいた
「「「何で倒れねぇんだよー」」」
「示現流一の型桜」
この一撃に全てを賭けた
これで勝てなかったら俺の負けだ
攻撃を受けた大輝が倒れた
「「「俺の優勝だーー」」」
喜びのあまり一人で叫んでしまった
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