第8話戦闘開始
広場に参加者が集まっていた
参加資格のコインを町長から受け取る為だった
広場に集まる参加者全員にコインが渡された
「一時の鐘の音と同時にスタートだ、それまでは自由にしてて構わない」
俺は街の外れまで来ていた
例年通りなら開始と同時に全員が索敵を
発動して自分よりも弱そうな奴から狙って行く。
索敵とは魔法士が一番最初に習う事で
魔法士はマナが体を流れている
持っている属性事にマナの色も違い
その魔法士が持ってるマナの大きさにより
流れているマナの大きさも変わる
基本的にマナの大きさに魔法士の強さも
比例して強くなるので、自分より強い
マナを持っている者には挑まないのが
魔法士の常識だ。
魔法士はマナを可視化する事が出来るので
それを用いて索敵を行う俺も索敵は使えるのだが
自分のマナが強すぎて、相手のマナを見る事が
出来ない、そして例外的な魔法士が俺だ
マナの強さと魔法士としての強さが比例
していない魔法士だ。
街では俺が魔法を全然使えない事は
皆が知っているので、俺は全員から狙わられる
可能性があるだから全員と距離を取る事が大切だ
「キーンコーンカーンコーン」
一時の鐘の音が街中に響いた
魔術大会の始まりだ
至る所で爆発音がしていた
一時間で何人かは脱落するだろう
「おい、居たぞー」
一気に数人に囲まれてしまった
「こんな大人数でお前ら恥ずかしくないのか?」
「馬鹿な君とは違い頭を使った知略ですよ」
確かにルール違反はしていない
だが俺はこんなやり方をしてまで勝ちたいとは
思わなかった。
魔法での戦闘は中距離戦が主な戦い方だ
攻撃魔法が使えない俺は大人数で
来られると距離を詰める前に攻撃されてしまう
なので一時的に引く事にした
「アクセル」
高速移動魔法のアクセルを使いその場からすぐ様
逃げ出した
「逃げんじゃねぇー」
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