第7話魔術大会

祭りの前日


「今までよく頑張った」


この三ヶ月は

本当に地獄の様だった

だけどこれを耐え抜いたからこそ

此処まで強くなれたと思う


「修行の成果を思う存分発揮してこい」


「おう、全員倒してくるよ」

 

この町では年に一回大きな祭りが開催される

祭りの目玉は子供達が魔法を競う大会


     【魔術大会まじゅつたいかい】 


参加する子供達全員にコインが渡される

そのコインを一日を掛けて奪い合う争奪戦。


ルールは

武器や魔法の使用も何でもあり

コインの枚数がゼロ枚になると失格となる

コインを失った出場者を攻撃しても失格

大会の優勝者は街の外に出れる権利が得れる。


「おはよう」


「おはよう」


「どう?優勝できそう?」


「勿論」


祭りの当日の朝家に紅葉がやって来た。

魔術大会は昼から始まる。

その前に紅葉と祭りを回ろうと約束していた


「じゃあ行こっか」


そう言って二人で家を出た。

祭りが始まると街の中心には出店が沢山出店する


「何食べる?」


「うーん、焼きそば」


「良いね」


祭りの焼き蕎麦は、普段食べる焼き蕎麦よりも

何故か美味しく感じる何故美味しいのか

理由が説明できないが美味しい


「負けても大丈夫だから」


紅葉が不安そうに言ってきた。

俺が負けても落ち込まない様にする為の

言葉だったのは、分かった。


「いや絶対優勝するよ」


「なら信じて待ってる」






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