第6話修行
「これから葉には毎日魔法を使いながら百回素振りをして貰う」
「たったの百回でいいの?」
元々素振り百回は日課だったので魔法を使いながら素振りするだけなら余裕に思えた
「あぁ」
楽勝だと思った、だが実際に初めてみると全然楽では無かった。
♢♢♢
だが一カ月も経つと慣れて来た
「どうだ調子は」
「最初は辛かったけど慣れてきたよ」
「そうか、なら次の段階に進もう」
そう言うと師匠は俺の使っていた木剣を取り腰に構えた。
「木剣を腰から出して走りながら3回素振りをするこれを魔法で早くしながら百回」
それだけ言うと師匠は去っていった
「よし、頑張るか」
思ったよりは辛いが出来ない程ではなかった、しかし毎日するのがキツかった、特に雨の日は地獄だった雨のせいで足元が凄い滑るそのせいで何回も転けた。
♢♢♢
ニヶ月後には雨の日でも転ばなくなっていた
「どうだ調子は?」
「いやもう十分だよ」
「それなら修行の成果見せてみろ」
もうそろそろ別の修行をしたかった俺は
全力でやった
剣を抜く瞬間から魔法を発動し
抜く時移動の時切る時
この3つの動作を合わせても
1秒も掛からなかった
「どう?」
「良いね、回数を百回から千回に増やそう」
「まじで……どうやったら、この修行は終わるの?」
「1秒間に抜刀から切るまでを三連撃出来たら終了だ」
祭りまでに出来る気がしなかった
あと三ヶ月以内と思うと時間が足りなかった。
俺は内心師匠は祭りで俺を優勝させる気が無い気がしてきた……しかしやるしかなかった。
「分かったよ」
それから三カ月の月日が流れた
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