1章 変動世界フラクチュエイト
第1話 [水神]ティテシー
ん?ここはどこだろう、、
意識は、、一応ある、だけど喋れない
海水浴で離岸流によって流された女の子を助けて、海に沈んでそれから、、、
(あら、やっと目が覚めたみたいね。)
誰だ?どこから聞こえてるんだろう?
(あなたの魂に向けて思念を発しているから気にしなくていいわよ)
えっ?魂に向けて思念?何いってんだろうか流石に高校の中二病が抜けてない友達はそんなことは言ってたような気がする。
「中二病と同じ扱いなんて失礼ね!!これでもまともな12幻神なのよ」
そこには透き通るような水色の髪と真っ白な肌をした目を疑うような美人が立っていた。
「私は12幻神の水神ティテシーよ。ここは天界の神海域よ、水原海斗、あなたは女の子を助けようとして海に入って低体温症の影響で体が自由に動かなくなって海に沈んで死んだのよ」
そっか、死んだのか、まぁ、人を助けて死んだのなら悔いはない、、なんてそれほど人はできてない。まだやりたいこともいっぱいあった。
「今、あなたは魂の状態なの、だから話すことはできない。それで私からあなたにお願いがあってここに呼んだの」
なんですか?死んだからなにもすることないので、、
「あなたには主神ゼウスが作った異世界フラクチュエイトに行ってもらいたいの、俗にいう異世界転生ってやつね」
よくラノベとかである展開だな、
テンプレってやつか。
はい、いいですよ。
そこで何をすればいいんですか?
「あなたには水の精霊として人に加護を授けてほしいの、それだけでいいわ」
加護?それってどういったものなんですか?
「主に水を行使する力を手にすることができる加護なの、フラクチュエイトの世界には水の精霊がまだ一人もいないのよ。だからあなたに水の精霊として加護を授けてほしいの、指示はするわ!」
わかりました。ではおねがいします。
「やけにあっさりしてるわね、もっと動揺するかと思ってたわ」
まぁ、次は自分も助かるように努力しようと思いますよ
「では短い時間だったけどまた会えたらいいわね、2度目の人生に幸あれ」
ティテシーが何かを唱えたあと意識が途絶えた。
〜水の精霊になったので異世界にて楽しく生きたいと思います〜 壱咲 空 @Hauku823
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