〜水の精霊になったので異世界にて楽しく生きたいと思います〜
壱咲 空
プロローグ ある日の海水浴での出来事
俺の名前は、水原海斗 高校2年生
今日は高校の友達の山下圭一と田口晴斗と海水浴に来ている。
夏休みなのでカップルや子供連れの家族がたくさん来ていて、とてもにぎわっている。
「久々の休みだ~」と圭一。
「圭と海斗の予定がなかなか合わなかったからね。」と晴人。
俺と圭一はサッカー部に所属している。
全国大会の常連校で大会がちょうど昨日終わったのでこうして海水浴に来ている。
「で、圭一、海水浴きて良かったのか?彼女との約束あったんだろ?」
「あぁ、麻衣も友達と遊ぶからいいって言ってた。」と圭一。
麻衣っていうのは圭一の彼女の栗崎麻衣で去年から付き合っている。
「あれ、圭くんたちじゃん〜。」
と声をかけてくる女性がいた。
「お、麻衣たちも来てたのか。」
それは圭一の彼女の麻衣と、俺の幼馴染みの 山口楓だった。
「奇遇だね。」と晴人
「楓も来てたのか、。」
「うん、海斗も来てたんだ、、。」
俺と楓は幼稚園からの幼馴染みで、今は高校の生徒会に入っている。
俺はぶっちゃけいうと楓のことが好きだ。
花火大会があるのでその時に告白しようと思っている。
「麻衣と山口さんめっちゃ水着似合ってるじゃん。」と圭一。
二人は高校のダブルマドンナ呼ばれていて、とても美人である。
俺もそこには同意できた。
「水谷くんは楓の水着の感想どうなの!?」
と麻衣が俺に聞いてきた。
「麻衣ちゃん!?なにいってるの?!?」
「反応がかわいいですな〜楓ちゃんは!」
「もう!からかわないでよ!!」
「似合っていると思うぞ//」
「えっ?、、あ、ありがとう///」
「お楽しみのところすまんが、はよ海入ろうぜー。」と圭一。
「何がお楽しみなんだ?おい」
「すみませんでしたぁぁ~」
今のはいけないなぁ〜
「んと、まぁせっかくあえたんだし一緒に遊んでく?楓もいいよね?」と麻衣。
「そうだね」と晴人も同意
「私は別にいいけど、、」と楓。
「俺もいいぞ」
「じゃあ決まりだな。」と圭一
その時、
キャーーーという悲鳴が聞こえた。
「なにかあったのかな?」と麻衣。
「おい、あれみろよ!!女の子が流されていく!」と圭一。
それを見た瞬間考えるより先に体が動いていた。「ちょっと行ってくる!!」
「おい!!バカ、海斗も死ぬぞ!!」と圭一。
「海斗!!ダメぇ〜」
それを聞き終える前に羽織っていたパーカーを脱ぎ捨て海に飛びこんでいた。
泳ぐのだけは人よりできる自身があるが波が強すぎてうまく泳げない。
クソ、離岸流かよ、ついてねぇな。
女の子は浮き輪を使っているため、かろうじて浮いているが沈むのは時間の問題だろう。
1分くらいかけて女の子のところに着くことができた。
「お兄ちゃんがきたからもう大丈夫だよ。」
と言って励ますが、女の子は泣き止まない。
「じゃあ、お母さんのところに戻るから浮き輪にしっかり掴まっていてね。」といい岸と並行に泳ぎ始めた。しかし、まだ波は強くどんどん流されていく。
マジでやばいな、と内心思いながら泳いでいたら、救助の水上スクーターがきた。
助かったーと思っていたら、とても大きな波がきて浮き輪から手を話してしまった。
すぐ掴もうとおもったが、体に力が入らない。
「やばいな、体が冷えすぎて力が入らない、だめだ。」
浮き輪の女の子だけでも、と思い最後の力を振り絞り、水上スクーターに向けて浮き輪をおした。
みんなごめんなせっかくの休みで海水浴に来れたのに俺のせいでみんなを悲しませることになるかもしれない。
だけど女の子を助けることができたそれだけで十分満足だ。
だが、最後に好きだって言いたかったな楓に。
楓の叫び声が聞こえた気がする、まぁ、気のせいか。
そこで、海斗の意識は途切れた。
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