第2話
「射撃魔法・炎玉、放てッ!」
無数の火球が宙を舞う。大小様々な火球の群れはてんでばらばらの方向へと突き進んでいく。
「意識を着弾点から外すな! 魔力の伝達と軌道の維持に全神経を集中させるのです!」
怒号にも似た大きな声が響き渡る。
魔道実習室315号。50㎡ほどの巨大な実習室で「魔道演習」は行われていた。
5代陸を統べるアディクトラ王国の「光の御子」養成施設――聖都学園とも呼ばれている――にて、今日も厳しい訓練が行われていた。
数多の生徒が魔法の扱いに手を焼き、担当教官から怒号を飛ばされている中、彼は居た。
金色の髪を涼しげに揺らす聖都学園きっての天才――
御堂蒼馬。
終焉のリバイバル そこらへんの社会人 @cider_mituo
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