和製のホラーは洋製ホラーと違って、じっとりと恐怖が詰め寄ってくる…様な特徴があるかと思います。こちらの作品は何気ない日常の情景(桜、煙、影etc…)から、和製ホラー特有のじっとりとした恐怖、ザワザワした恐怖が迫ってくる描写がとてもリアルで恐ろしいです。
また、鬼退治…という側面もありますが、ただただ戦って斬ってハッてやっつけてバーンッ!…みたいな事ではなく、鬼それぞれの個性に対して的確に対処してゆくストーリーにも思慮深さがあって読んでいて飽きません。
面白いです。読んで損はありません。是非オススメしたい作品です☆