第12話 16 宗麟4女 臼杵神衛門殿の娘
■■■原文■■■
うすき神えもんとの御うち五もし一人、
右ますたかわちとの御うち、此御子たち
かすまとの、[あそぬま]いなはとのかもしになりし
おしほ、此此いわくにきち川しゅめ殿へまいらせらるる、こたま
さきよう殿内
■■■訳文■■■
臼杵神衛門殿の身内の娘は1人。
彼女は増田河内殿の妻。この御子たちは
① かずま殿、【阿蘇沼】稲葉殿の妻になった
② おしほ(お志保?)このごろ岩国の
■■■解説■■■
宗麟4女と結婚した臼杵氏は最終的に、毛利氏関係者に嫁いだようです。
彼女と断言はできませんが1576年頃に田原親賢が養子に迎えた田原親虎という人間がいました。彼は将来を約束され宗麟の娘と結婚する予定だったとフロイスは記述しており、その相手がこの4女だったようです。
親虎は優秀な人間だったそうですが、宣教師の話を聞いてキリシタンになると言いだし養父と喧嘩をします。宗麟の娘も改宗を思いとどまるように説得しますが、親虎は田原家を飛び出し、結婚も沙汰やみとなったので臼杵氏に嫁いだのかもしれません。
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