ボクの二十行くらいの物語り(月)
アオヤ
第1話
「きょうは月が綺麗ですね〜」
会社からの帰り道、同僚の星野雪乃から声をかけられて俺はドキッとした。
雪乃は俺の顔を見てニコッと微笑んだ。
そんな雪乃に俺はドキドキしながらもまさかこの事ではないよな?
なんて事を確認する為に聞いてみた。
「ねぇ雪乃さん?今のその言葉を、ググってもらっていいかな?」
「何よ?今?分かった。ちょっと待ってて。」
雪乃がスマホを操作しその言葉を検索した後、彼女の顔がみるみる紅くなるのが判った。
「何よ?夏目漱石の誤訳の裏話しって・・・ そんなつもりじゃないからね!」
「ハイハイ分かりました。そういう事で・・」
俺は話しを終わりにしようとしたら・・・
悪戯な突風が彼女を襲った。
細めた目で彼女を見たら・・・
まるでマリリン・モンローみたいになってた。
その彼女のお尻にはLovelyの蛍光文字が・・・
「ねぇ?見たでしょ?」
俺は何を言って良いか分からず呟いた。
「今日の月はほんとうに綺麗ですね。」
ボクの二十行くらいの物語り(月) アオヤ @aoyashou
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