それは単純な理由だったのかもしれません。
雨宿りの束の間
図書委員の仕事を何気なく手伝った。
そこから交流が始まる、そんな物語。
好きという気持ちが分からない
男子の中で密かに人気なヒロイン。
孤高のヒロインが、主人公・楠木くんとの関わりの中で
親近感を増していく。
そうなるとハードルが下がったと告白する男子がいるわけで。
でも彼女には、好きという感情がまだ理解できない。
さらに人との関わりに臆病になる理由もあって。
接点を得ることで臆病な二人が
ちょっとずつ勇気を振り絞って
歩み寄ろうとする、そんな物語
本物の恋人になるまでは
まだまだハードルがありそうですが。
読んでいて、一緒応援をしたくなる
そんな物語です。
偽物(イイワケ)から恋人(ホンモノ)になるまで
ほんのちょっとした勇気で接点が交われば、それは他人から特別な関係になるんだと思います。