浮き足立つ日々を
すれ違う日々が続いてばかり
あの頃はよかっただとか
変わってしまっただなんて
勝手に腹立てて勝手に絶望して
勝手に距離をあけていた
どんな時も愛してるってあの日に
誓った言葉を信じられなくなって
こんなつもりじゃなかったと
言うだけならば簡単だった
ほんの数日 いや数時間だって
君とすれ違うことは嫌だって
本当は言いたかったのに
どうして離れてしまったかな
きっとその理由は簡単で
肌が触れる喜びが当たり前になって
君がいることがあたりまえになって
そんなことで僕らはゆっくり
ひとりひとりになってしまう
薬指の銀色が今も僕らを繋いでいる
そんな奇跡をあたりまえにしてしまう
時は恐ろしいほど残酷で
時は恐ろしいほど堅実で
恐ろしいほど優しいものだ
互いの瞳を見つめて過ぎた日々は
確かに互いを見つめてて
二人で前を見つめて過ごした日々は
確かに互いを見ていなかった
共にいるって難しい
家族になるって難しい
もう一度だけ僕を見て
もう一度だけ君をみるから
忘れていた君の眼の色を
もう一度だけ見せてほしい
きっと思い出せるから
ベールの向こうに煌めいた
あの日の誓いと焦茶の愛情
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