前だけ向いて
目の前の道だけ
見据えて歩いていこう
もう何も気にしなくていい
歩く道だけが本物の未来だよ
君はそう言って私の手をとる
その横顔をみつめながら
ごきげんだね
君は前向きで時々暑苦しいくらい
だけどそんな君のエネルギーが
歩く歩幅を少しだけ広くしてくれて
丸めた背中を伸ばしてくれて
そんな気がするんだよ
どうしようもなくて諦めそうでも
見上げた先にあるその輝きが
もう一度立ち上がる勇気をくれる
そんな月並みなことを言って
笑われるかもしれないけど
私は単純な人間だから
ついそうやって生きてしまうの
立ち方を 歩き方を
教えてくれた君みたいに
私もなれるだろうか
道端でうずくまる誰かに
そっと手を差し伸べられる人に
私もなれるだろうか
君に追いつけばそれがまた
新たな始まりを呼んでいく
バトンが受け渡されるように
前だけ向いて走り出すの
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます