＊ズビエ民主共和国

　中央アフリカの内陸に位置する小国。

　政権を支配する多数派のフラム族の他、モツ族やダンウー族、モチミ族など、合わせて十二の少数部族が存在する。

　宗教的価値観の違いや歴史上の関係性が原因で、多数派のフラム族による少数民族への弾圧が激しく、特にダイヤモンドなど地下資源が豊富な東南部のメネベ州に多数居住するモツ族に対しては大量殺戮など、熾烈な政治的・武力的弾圧が行われている。

＊メネベ民族解放戦線

ナシム・ジード・エジンワの率いるモツ族の反政府組織。エジンワが指揮する政治部の他に、狗井やジョニーが所属する武装組織も擁する。主にモツ族出身の者が大半を占めるが、ダンウー族やモチミ族など自治独立を求めるその他の少数民族からも少なからぬ人数が参加している。

＊ゾミカ共和国

　ズビエの東に国境を陸地で接する国。ズビエと同じく多民族国家だが、内戦は生じていない。宗教・民族文化的観点からズビエ政府とは対立しており、国境越しにメネベ民族解放戦線に物資を輸送している。

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