双子の可能性が詰まってる、、、!

本編と違って謎解きシーンはないけれど、だらしない姉の雨恵と理屈っぽい妹の雪音が生き生きと動く様はさすが玩具堂先生!!という気持ちになった。
おすすめシーンは、第三話で雨恵が主人公のナギに向かって発した何気ないセリフ「それが猫の本能だから」が第十話でもう一度出てきます。
同じセリフなのに、緊張感と背景が加わって、キャラクターの動きと前後のセリフが変わるだけで、全く違う印象になっていたところがとてもオススメです!(感情が爆発して胸が苦しくなりました、雨恵さん最高です)
他にも、会話の組み合わせが"姉×妹"、"姉×主人公"、"主人公×妹"の3つあり、各々に違った魅力を持つそれらが目まぐるしく入れ替わりながら読めるのがとても楽しいです。
一粒で三度美味しい。(個人的には百度くらい美味しいと思っています)