恐れていた発明品

「A君!遂に…遂に完成したぞ!!!」


『S博士っ!! 我々が、この研究所に15年もこもり続けた甲斐がありましたね!』


「うむ、これでこの穢れた世の中のゴミどもを一掃出来るぞい!!」


『S博士…我々が救世主となる時が来たのですね…!!』


「うむ、『掃除機』と名付けたこの発明で、お掃除が楽に出来るはずだ!!」


 彼らはまだ知らない。

世の中には既に掃除機がある事を。

サイクロン方式も出来ている事を……

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