第5話 A HERO's dream?
「おはよう、神谷真衣」
誰だ? 敵意は……ないみたい
「私のことを覚えてますか」
いや知らないんですけど。と発音しようと思ったができない
「え!? あっ、うっ」
声にならない声がする
「そうですか、まぁそうですよね」
思考を読まれた!?
「ええ、そのぐらいは簡単です」
どうして!?
「それはまぁ追々」
目の前で話す人物は見とれるほどにきれいで、目が離せない
「そう言っていただけるのはありがたいです」
これも読まれるんだ。でも喋れないからこれで会話しないと
「そうですね、ですから慣れてもらって」
というか、ここはどこだ?
「うーん、表現しにくいですが、強いて言えば……」
しいて言えば?
「精神世界?」
なんで疑問形なんですか!
「ウフフ、それが私にもわからないんです」
E?
「だから適当に言ってしまいました」
適当にって!
「ああ、そうだ言わなくてはいけないことが……」
なんかあるんですか?
「あなたは壊してしまいたいほど美しい。だから、私が壊して差し上げる」
屈託のない笑顔で言う……
目が覚める。そうだ昨日は色々あって、すぐ寝たんだった。
それと、家からここに通うと遠くて時間かかりそうだから、ここに住んじゃおうかな、家賃も浮くし。
あと、女の子、きれいな女の子に__夢だったのかな、忘れちゃった。
恋するヒーローはAIになった 里芋の憂鬱 @yuuutusatoimo
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