一途。
これ以上の言葉は三枝紫音に当てはまる言葉はありません。
とにかく一途。ただちょっと、、、いやかなりいろいろアクションがずれてしまう。それが三枝紫音。
あの人の特別になりたい。その一途すぎる思いがから回ったり挙動不審になったり様々な奇行を披露してくれます。それもこれも一途すぎてどうしていいか彼女なりに考えた結果の行動なのである。
けっか、それは挙動不審としか言えないものとなりますけどね。
主人公の卓也と元トップアイドルの三枝紫音。
紫音が何を思ってアイドルになったか。何を目的にアイドルのトップになったか。
その結果として二人の関係はより親密になっていき・・・。
この物語に登場するキャラクター、とにかくみんないい奴らばっかりです。
紆余曲折があって、その後があってもみんなそれぞれがそれぞれの人生を送りつつ卓也と紫音を見守り、または無二の親友として接していきます。
優しさ。愛情。友情。これらが純粋にかつストレートに表現された作品です。
読者の心の隙間を温かいなにかで隙間なく埋めてくれる温かい物語です。