あとがき


※この先は『秘密ノ書』のネタバレを含みます。

 ご注意ください。




この度は作品を読んでいただきありがとうございます。


今回の『秘密ノ書』という作品は、ちょっとしたファンタジー要素を加えていたのですが、いかがだったでしょうか。


一作目ということで、拙い部分があるかと思います。

元々小説用として書いていた作品ではなかったので、おかしな箇所があります。


トワイの作品は今現在、全部で14作品ありまして、とても長編のシリーズ作品などもあるのですが、今のところ全て書くつもりはありません。


そして、Twitligher代表のMitamaL.(ミタマル)が伏線や小ネタが好きということで、トワイの作品のほとんどには伏線や小ネタが隠されているんです。


この『秘密ノ書』も同様で、実はいろいろ伏線や小ネタが隠されていました。


気がつけましたでしょうか。


ここからはその解説をしたいと思います。


隠されていた伏線・小ネタは全部で5ありました。



1. 主要人物の三人「日野将吾」「三山渉」「津賀

 楓」の頭文字が『秘密』


 それぞれ


 「ひの しょうご」・「みやま わたる」

 「つが かえで」


 の頭文字が「ひ」「み」「つ」から始まってい

 る。


 集まるべくして集まった三人ということです。


2. 担任の先生四人の頭文字が「橋本」


 こちらもそれぞれ


 「はたづか えいきち」・「しのむら かなえ」

 「もりもと よしひろ」・「とうしま のぼる」


 の頭文字が「は」「し」「も」「と」で始まって

 いる。


 小ネタとして入れてました。


3. 書き込み


 IDが「miCoKbysh」であり、「小林ミコ」さん

 が書いていた。特に深い意味はない。


 書き込みされた2017年5月21日は実際に日曜日だ

 った。


 書き込まれたナンバー「330」は「ミタマル」か

 ら来ている。


 書き込みは少し拘った部分です。


4. 一日一ページずつ秘密が増える


 作中に登場した『君の周りの秘密集』は毎日一ペ

 ージずつ彼らの周りの人達の秘密が記されていま

 した。


 そして最後、将吾が押し入れの奥にしまった後、

 主要人物三人の『秘密』も記されているようでし

 た。


 ちゃんと「翌日」や「翌朝」などを数えると、経

 っている日数とページ数が比例しています。


 最終的に彼らの『秘密』は誰も見ることはありま

 せんでした。

 彼らは永遠の絆を作れましたが、その人の全てを

 知ることはほぼないでしょう。


 どんな人にも『秘密』があり、知るかどうかはそ

 の人たち次第ということです。


5. 題名『秘密ノ書』に隠された意味


 この作品の題名は『秘密ノ書』なのですが、作中

 に登場した本の名前は『君の周りの秘密集』でし

 た。なぜ違うのかということですが、『秘密ノ

 書』には隠された意味があるからなんです。


 まず、表の意味は「秘密を記した書」ということ

 で、『君の周りの秘密集』のことを表していま

 す。


 では、隠された意味は何なのかというと、『君の

 周りの秘密集』の著者が隠されているということ

 です。


 作中では本の著者は記載されていませんでした。


 最後の方に「三人とも、よくやってくれた…」

 と語っている者がいました。

 この人が『君の周りの秘密集』の著者なんです。

 そして、著者は作中に登場しています。


 『秘密ノ書』の裏の意味には「秘密を知るのは

 ノグチ司書」という意味があります。

 あくまで裏の意味ですが。


 つまり、『君の周りの秘密集』は図書室の司書で

 ある野口が書いていたのです。


 ですが、なぜ野口が学校の秘密を知っていたの

 か、そしてあの本の仕組みとは。

 彼女が何者なのかはわかりません。


ということで、以上5つが『秘密ノ書』に隠されていた伏線・小ネタでした。


短編ですがいろいろ盛り込んでみました。

少しでもこの作品をお楽しみ頂けたのならば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。



日野将吾ひのしょうご:

高校二年生の男子。部活もバイトもしていないが、成績は優秀。学校の図書室で謎多き本と出会う。

母親と二人暮らしのため、家事はだいたいできる。極度の暑がり。


三山渉みやまわたる:

高校二年生の男子。コミュニケーション能力が高く、人から好かれやすい。勉強は大の苦手。

よく粗暴に見られがちだが、実際は努力家で三人の中では一番の常識人。


津賀楓つがかえで:

高校二年生の女子。人見知りだが、二人とは仲がいい。勉強は苦手。(特に数学)

頭が切れ、雑学などに特に詳しいが、肝心なところが抜けている節がある。本人は自覚していない。



制作 Twitligher (ミタマル)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

秘密ノ書 Twitligher @Twitligher

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ