187皿目 マスの白子

 この連載の1皿目が「鮭の白子」だったのを覚えておいでだろうか。


 まだシーズンではないかなと思っていたのだが、スーパーの鮮魚売り場に行くと白子もすじこも両方売っているではないか! 両方鮭ではなくマスだったが、まぁそんなに味は変わるまい。まとめて買った。

 筋子は100gあたり580円、白子はなんと78円。白子、去年も思ったがちょっとかわいそうすぎる。それがありがたいんだけども。


 昨年どうやったかはもう記憶にないので検索しながら塩をまぶしたり湯通ししたり、水で締めたりして下処理をしていく。手間と言えば手間なのだが、この後に筋子が控えていると思えばこんなの簡単ですよ。筋子、処理が大変なんだよな……。


 この下処理を終えて冷やした白子を切って、ポン酢で食べてもおいしいのだが、去年の経験から唐揚げのほうが自分の口に合うことが分かっているので揚げる。片栗粉をまぶして、例によって油をケチって揚げ焼きに。

 結果はふわふわ濃厚。大勝利です。下処理の塩を多めにしておいたので、結構しっかり味がついている。そのままでもいいが、あれば山椒をちょっとつけると乙な感じになる。酒の白子は臭みが出やすいらしいが、下処理をきちんとしたおかげか全然癖がない。他の調味料もあわせてみたいところだ。

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