157皿目 いか豆腐
なぜいかの煮汁が染みた豆腐はあんなにもうまいのか。
まずいかを輪切りにする。処理が面倒ならスーパーで見かける「つぼ抜きいか」にしよう。あれなら内臓は全部取ってある。ただし、プラスチックみたいな軟骨が入っていることがあるので中身をよくチェックしよう。
豆腐も切っておく。大き目の賽の目切りか、まぁテキトーな立方体に切る。これでもう具の準備は大丈夫。
煮汁だが、これは勘で作っているので何とも言えない。醤油、砂糖(あればみりんでも)に酒、あとお好みで出汁粉。これらを水に混ぜで火にかけ、味見をしていい感じだったら切り分けた材料を投入し、さっと煮て完成。ねっ、簡単でしょ。
煮物はいったん冷ましたほうがうまくなるというが、これも例外ではない。いっぱい作って2日目、3日目と楽しむことが可能だ。食中毒を防ぐため冷蔵庫に避難させるのを忘れないように。
で、最初の一文の通り……これ、メインはいかではなく豆腐のほうと言ってもいい。そのくらい豆腐がうまい。いかは皮付きのままで煮るので、そこから出た色素なのだろう。単なる醤油の茶色ではなく、うっすら藤色といかの風味をまとった豆腐はいくらでも食べられるくらいおいしい。なんなら食べきった後、残った煮汁で豆腐だけ煮込んでもおいしいくらいだ。嘘だと思ったらお試しあれ。
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